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『あ、ありがと…』






「おう!」






距離が近かったのと、昨日や朝の翔陽とのギャップが凄くて、声が小さくなってしまう。







あー、顔が熱い。



これ絶対顔赤くなってるんだろうな。




気づかれないうちに、翔陽から離れようとしたが、何故か翔陽に腕を掴まれてしまい、それは叶わなかった。









『え、ちょあ、なに…っへ、?』







「あ、いや…わかんねえ…けどなんか…えと、ごめん!!!」







翔陽がテンパりながら謝り、私の腕を離し、後ろを向いた。





その耳は真っ赤に染っていて、翔陽も恥ずかしくなっちゃったんだな、と気づいてしまった。









「なんだよお前らー!俺を置いて青春すんなよー!!」







「しっ、してません!!」







「俺は知ってんだからなー!こっから恋が始まるんだろ!!羨ましい!!」









菅原先輩がぷくーっとほっぺを膨らませて、拗ねたように言う。





菅原先輩は彼女がいると思ったが…いないのだろうか。



だから後輩に先を越されるのが悔しい…とか?






そこで私はピコン!といい案を思いついた。








『じゃあ翔陽と菅原先輩がお互いに恋に落ちれば一件落着ですね!!』










「「何がどうしてそうなった??」」







めちゃくちゃ困惑しているふたりが面白くて思わず写真を撮った。






『じゃああとはおふたりで楽しんでください!!』






その後、グッチーたちとの約束があるのを思い出して私は逃げるように教室に戻った。




……




『はーマジでお腹すいた…』



そう呟きながら、とぼとぼと教室へ向かう。



お弁当を忘れたため、いつもは楽しいご飯の時間は今となっちゃあ、地獄の時間。



一人暮らしで節約をしているので、購買でご飯を買うのは出来ない。



家に帰るまで我慢するしかないか…


いやでも今日くらいは…


でもお金キツキツだし…



とか考えてたら気づかないうちに教室に着いていた。




「あ、Aきた。遅いよ〜」



『ごめんごめんー!』



そう言いながらふたりが座っている、3つ繋げられた机に向かう。



そして、定位置に着くように、私は二人の間に座った。




そこで私はある事に気づく。


『…もしかしてツッキーが手に持ってるそれは…』


「メロンパンだけど」


『うっっ…お腹空いた…』

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作品ジャンル:恋愛
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ほかほかごはん(プロフ) - 五十鈴さん» コメントありがとうございます!更新させていただきました😌 (4月21日 23時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
五十鈴 - 更新待ってます✨ (4月20日 9時) (レス) @page36 id: 8d4549b14c (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - ssatsuki592@gmail.comさん» コメントありがとうございます!嬉しい限りです🥹 (4月6日 20時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ssatsuki592@gmail.com(プロフ) - 続き楽しみにしてます!こんな感想書いてすみません! (4月5日 11時) (レス) @page20 id: 350087d17e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ほかほかごはん | 作成日時:2024年3月7日 23時

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