烏野マネージャー、全排球部の愛が重すぎて困ってます。【ハイキュー】 (ページ35)

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朝練後
HR前

   「おはよう！今日一緒に学校来れないってLINEで言ってたけどどうしたの？」 

眠たい目を擦りながら教室に入ると、山口くんが元気に出迎えてくれた。  

 『ほわぁ〜は。おはよ〜。ちょっと用事があって…』    

「そうなんだ！ていうかA、すごく眠そうだね。大丈夫？」    

「どうせ夜ふかしでもしたんデショ」  

心配そうにする山口くんと興味がなさそうに窓の外を見る月島くん。

  『ち、違いますー！月島くんと同じにしないでくださーい！！』   

「僕はちゃんと早寝早起きしたけど？」   

「ツッキーは昔から規則正しいんだ！」

      「うるさい山口。…それより、＿…キミ足怪我したんでしょ。大丈夫なの？」    

そう言いながら月島くんはこちらを見る。

バチッ、っと今日初めて月島くんと目が合った。

そんな月島くんに対して私はニヤニヤと彼を見る。

｢え、何、気持ち悪い。｣ 

  『…山口くん聞いた？』 

  「…う、うん…！！」  

    『「いまツッキーがAって言いかけた！！！」』     

 「…いってない」  

  『「あとA/私の心配した！！」』  

 「別にしてない…！」 

月島くんは恥ずかしそうに再びそっぽを向いてしまった。

かわいい。

   『私、ツッキーと少しは仲良くなれたのかもしれない』

   「俺とも仲良くしてね？！」

    『え、山口くんとはもう既に親友並みに仲良しだと思ってたよ。仲良しの証にグッチーって呼んでいい？』

    「グッチーでもグッチでもビトンでもプラダでもなんでも呼んでくれていいよそれよりもこんな俺と仲良くしてくれてありがとう……」    

「お前ほんとにそれでいいの？」 

何故変な事を言って静かに涙を流し始める山口くんとドン引きの月島くん。

面白すぎて写真撮った。

  『1度落ち着こうね、グッチー』

 『あ！あとツッキーのことツッキーって呼ぶね！』 

   「それに関してはもう呼んでるし呼ばないで欲しい」

なんだかんだで仲がいい3人組だった。