烏野マネージャー、全排球部の愛が重すぎて困ってます。【ハイキュー】 (ページ31)

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翌日

  AM5:00

  翔陽side

  「なあ影山…。あれって」  

  「Aだな」 

道中でバッタリあった影山と争いながら体育館まで走る。 

2人して息切れしながら体育館に視線をやると、体育館の扉前で体育座りしているAの姿が目に入った。
 

 「だよな？？Aだよな？？なんでここにいんだ！？」

    俺の言葉に影山は妙に冷静な返しをしてくる。

    「俺に聞かれても、そんなのAにしかわかんねーー……だろ。早く行くぞ」

    影山のくせに腹立つ！！   

影山がAの何を知ってるんだって話だよな！！

    いや俺も知らねえけど！！      

『あ、影山くん！翔陽！おはよ！』 

 
Aは俺たちの存在に気づくと、どこかぎこちない足取りで俺たちの前まで走ってくる。

｢Aおはよー！どうしてここにいんだ？｣
 

『2人とも絶対来ると思って来ちゃった！ダメだったかな？』

｢そんな事ないよ！？むしろ大歓迎！！｣

『そんな焦らなくても笑』

慌てて否定すれば、Aはおかしそうに笑った。

ん''ん…かわいい。

｢……｣

｢アダッ…｣

Aの笑顔に見蕩れていると、何故か影山にどつかれた。

なんで？？？

『あ、そうだ。体育館の鍵しまってたよ』

「予想はしてたけど…鍵しまってたか…。なぁ、影山どうする？」  

 「じゃあ入れる窓探せ。それよりお前大丈夫なのか」
 

俺を押しのけて影山がAに近づく。

「(そ、それより…だと…)」

   『激しい運動は出来ないけど普通に歩けるくらいには痛み引いたよ。ありがとね！』

   「…気をつけろよ」

   『うん！』 

  「影山…人の心配できるんだな…」 

『んぐふっ…www』

｢ッッッッ…うるせぇ日向ボケェ！！！！！｣ 

口に出すつもりはなかったけど、つい言ってしまった。

だってあの影山だぞ？？？

''ちゃんと体調管理しねぇからそうなるんだろ''

とか言いそうじゃん！！！

なのに今の影山と言ったら…

じーっとAを見つめてめちゃくちゃ心配して…

しかも心做しか顔が赤い……

……ん？？？

顔が赤い？？？？

もしかして影山くん…

恋ですか！？！？！