烏野マネージャー、全排球部の愛が重すぎて困ってます。【ハイキュー】 (ページ29)

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  『えっと…どうしたの？』

「…どうやって追加するのかわからねえ」   

『……』  

「……」

  『…友達と交換したことない？』      

「家族しか友達追加してねえ」

      『…なんかごめん』  

「……」

  

操作方法を教えながら何とか交換できた。 

   『(よろしくね、っと)』  

  「！メッセージ来たぞ！」    

『だってメッセージ送ったもん笑。なんか返してみて？』    

「……」

    『……』 

    「…」 

    『……』      

5分後        

ﾋﾟｺﾝ     

『お、きた！』     

【よろしく。】     

5分かけて5文字？？？？？？     

え、まじでいってる？？？？？？？

     かわいいかよ。

「な、なんかおかしかったか」     

影山くんが私とスマホを交互に見てあたふたし始める。

そういうの気にするんだ…やっぱかわいいな…

    『おかしくないよ！むしろ完璧！交換してくれてありがとね！これからよろしく！』    

「お、おう！」 

親指を立てて、褒めてあげれば影山くんは嬉しそうに返事をする。

…犬みたいだな。

気づけば私の手は自分より遥か上にある頭を撫でていた。

｢！！｣

『あっ、ごめ…』

ハッとして手を離そうとしたが、影山くんの顔を見て、離れる手が止まる。

驚いてはいるものの、満更では無さそうだ。
むしろ嬉しそう。

どうしよう、と戸惑っていると影山くんが少し屈んで頭を突き出してきた。

これは撫でてもいいってことでいいのかな…？

一応顔色を伺うがなんとも言えな表情をしており感情が読み取れない。

おそるおそる再び頭に手を乗せると、影山くんは顔を赤くして、恥ずかしそうにそっぽを向いた。

こっちまで恥ずかしくなってきたので私は影山くんの頭から手を離し、1歩距離をとる。

影山くんは''もう終わりか？''と言う顔をしていたが気付かないふりをして2度目の感謝の言葉を口にした。

『ほんとに助かった！ありがとね！！』

｢おう｣

『…ところでここから1人で帰れる？』