烏野マネージャー、全排球部の愛が重すぎて困ってます。【ハイキュー】 (ページ26)

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「A」

『ひっ、ひゃ、はい！！！！』

「(次無理したら)分かってるな？☺️」

『絶対に無理はしないと約束します！！！！』

｢ん、いい子だ。片付けが終わるまでそこで大人しくしてなさい｣

『はい！！！』

あまりにも怖すぎて、私は何もしないと心に誓った。

オマケ

「大地怖すぎんべ…」

「反応が可愛くてつい…な」

「だ、大地さん！？」

……

……

……

｢お疲れ様。本当に一緒に居なくて大丈夫？｣

『もうすぐ迎えが来ると思うので大丈夫です！今日は本当にありがとうございました！』

｢こちらこそありがとね。なんかあったらすぐ連絡して｣

『はい！！！！』

完全下校の時間になり、ぼちぼち帰っていく部活に所属している生徒たち。

バレー部の生徒も例外では無いはずだが、私の足を心配してか、誰も帰ろうとしない。

このままじゃ家まで送っていくと言い出しかねない(というか既に数人に言われた)ので、迎えが来ると嘘をついてみんなを帰らせた。

着替え終わるまで待ってくれていた清水先輩とは、バレー部のグループに招待したいからと言われ、ラインを交換した。

嬉しすぎて思わず抱きついてしまったのはここだけの秘密だ。(ちなみに抱きしめ返してくれた)

こんな情報が他に漏れたらファンに刺されかねないね…。

『お』

｢うっス｣

皆が校内から出たのを確認してから、私はゆっくり校門へと向かう。

手すりやスロープ、使えるものを全て使い、ようやく正門に辿り着くと、そこに見覚えのある人影があった。

    『影山くん、どうしてここに？』     

私の記憶が正しければ、先程翔陽と競争しながら帰っていたはずだ。

     『バレー部に用事だった？私以外もう帰っちゃったけど…』    

「おま……じゃなくて、A…さんに用事がある。…ます」    

ぎこちない敬語で話す影山くん。

話し方が某ｱｰﾆｬみたいで可愛くて、つい笑ってしまった。

『Aでいいって〜！笑。喋り方も楽にして？』  

「分かった」  

  『それで、私に用事って？』

見るからに深刻そうな内容っぽいけど…

それがなんなのか皆目見当もつかない。

そもそも影山くんとはさっきの自己紹介以外接点ないし。

｢俺とバレーしてくださいｯ！！｣

色んな事を考えていると、影山くんはバッと深く頭を下げ、大きな声でそんなことを言い出した。