烏野マネージャー、全排球部の愛が重すぎて困ってます。【ハイキュー】 (ページ23)

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私の足の腫れを確認すると、清水先輩は2年の先輩に色々と指示を出す。

「捻ったの、気づいてたのか？」

今気づいた、と嘘をつこうとしたが、真っ直ぐと澤村先輩に見つめられ

『…はい』

と素直に答えるしかなかった。

「もう休みなさい」

『でも…』

「でもじゃないよ、Aちゃん。応急処置するから今日はもう安静にして」

『…すみ…ません』

私のわがままで混ぜてもらったのに、迷惑をかけてしまった。

本当に申し訳なくて、泣きそうになっていると、縁下先輩が私の前でしゃがんで顔を覗き込んできた。

「先輩たちもああいってるし気にしなくて大丈夫。それに成田も丁度来たから、人数ピッタリだし。だから気にせず休んでな。」

遅れてすみません！と謝罪しながらウォーミングアップをする先輩が目に入る。

彼が成田先輩だろうか。

『…いいんですか？』

｢当たり前だ。ですよね？先輩方｣

｢おう！｣｢縁下の言うとおりだべ！｣

『…縁下先輩……』

思わず縁下先輩を見ると、縁下先輩は笑って頭を撫でてくれた。

何度でも言うがここの先輩たち、包容力が凄い。

今日初めてあったはずなのに、縁下先輩をお兄ちゃんと呼びそうになってしまうほどに。

抱きつきたい欲に駆られたが、グッと我慢をして私は顔を見上げた。

『ご迷惑おかけしてすみません！！お言葉に甘えて休ませてもらいます……！！』

「おう！いっぱい休め！そんで治せ！」

「うっし！可愛い後輩にかっこいいとこ見せんべ！！」

「ヨッシャコラ！！先輩も負けてねぇとこ見せてやらァ！！！」

「あんま調子乗んなよー」

「のっ、のってねぇよ！！！」

『改めてご迷惑おかけして……本当にごめんなさい。』

「俺達のことはいいから自分の心配をしなさいね。」

「もう謝るの禁止な〜！」

「次謝ったらデコピンだからね」

『っありがとうございます…！』

先輩たちの優しさにまた泣きそうになった。