烏野マネージャー、全排球部の愛が重すぎて困ってます。【ハイキュー】 (ページ17)

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「距離感おかしくね？？」

『えっ、それ頭撫でてる菅原先輩が言います？』

別に物理的距離は特別近い訳でもないし、話してる内容も至って普通。

なんなら距離感が近いのは、やはり頭を撫でている先輩の方だ。

先輩に向かって思わずつっこんでしまった。

「いや、まぁそう、そうなんだけどさ、うん。自分でも撫でて近くね？って思ったけど！なんでAはそんな普通なの？？」

『え、だって清水先輩も澤村先輩も当たり前かのように撫でてきたから…これが烏野排球部の日常なのかなって…3人とも包容力すごいですし…』

「…………A」

『……なんでしょう？』

「ちゃんと危機感持ちなさい。」

『えっ…持ってますけど…』

両肩を掴まれ、謎にそう告げられる。

頭撫でてもらってるの先輩たちだけですよ。

そう付け足せば菅原先輩はいきなり胸を抑えてしゃがみ込んだ。

『え、なに！？！？どうしました！？』

「……後輩が……かわいい……」

「わかる」「それな」

苦しそうに呟く菅原先輩に、どこからか現れた清水先輩と澤村先輩。

菅原先輩はなんかキャラ崩壊凄いし、2人に関してはどこから来たのか分からない。

気づいたら居なくなってるし。

情報量が多すぎて頭がパンクしそうだったが、気にしたら負けだと思い、何も考えないことにした。

『あ、そうだ！菅原先輩の好物教えてください！』

少ししてようやく元に戻った菅原先輩に先程同様質問する。

菅原先輩は少し悩んだ後、笑顔で答えてくれた。

「俺、激辛麻婆豆腐めっちゃ好き」

『意外……！』

勝手に甘党だと思ってたら、まさかの辛党で驚いた。

菅原先輩はどうやらよく勘違いされるらしく

「意外だべ！よく言われる〜笑」

と笑っていた。

「ごめんな、そろそろ練習戻るわ。大地に怒られそーだし！」

『こちらこそ引き止めちゃってごめんなさい〜！』

「おー！また後でな〜！」

『(菅原孝支、S、好物は激辛麻婆豆腐。お母さんポジで客観的に自分を見れる、っと。)』

これで2人のプロフィールが書き込めた。

3人目に行こうとしたが、部員の休憩が終わってしまったので、次は私は休憩を挟もうと1度外に出ることにした。

『あ』

「「あ？？？」」

『やらかしブラザーズ』

「「はっ？？？？」」

おっといけない。
思ってたことが口に出てしまった。