烏野マネージャー、全排球部の愛が重すぎて困ってます。【ハイキュー】

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「皆！集合！」



先輩がそう声をかけると、部員たちが駆け足でこちらに集まってくる。



なんていうか迫力すごい。
バレー部ってどこも迫力すごいんだよな…。



「マネージャー志望だそうだ！自己紹介出来るか？」



『んっ？！？えっ、あっ、へあい！！！』



「「「「(へあい…？)」」」」




なんかいつの間にマネージャー志望になってる…！？


違いますよね！？ただの見学ですよね！？


思わず主将さんを見たが、私の想いは伝わらず「ん？どうかしたか？」と聞かれてしまった。



うう、なんでもないです…




「そんな怖がらなくてもみんないい人だよ」


『あ、ありがとうございます…』



怯えていると勘違いされたのか清水先輩がフォローしてくれる。


美しい。


優しい。


最高。




もうこうなったら仕方ない。流れに身を任せよう。



うじうじするのは柄じゃないしね。




『1年4組のAAです…！一応バレーは中学までやってました。マネージャーの経験もあるのでできる限りのサポートは出来ると思います！……けどあまり自信はないので入部は迷ってます。よろしくお願いします！』



「「「「よろしくおねがしやーす！！！！」」」」


1部こちらを見てなにかザワザワとしていたが気にせず最後まで自己紹介をやりきる。



そんな私を部員の皆は笑顔で歓迎してくれた。




「てかさ、間違ってたら申し訳ないんだけど、Aちゃんってもしかしてコート上の＿＿＿」


『その呼び方やめてください』



その続きは絶対に言わせない、と言わんばかりに先輩の言葉を遮る。



「「「……！！」」」


無意識に出た言葉で、自分でも驚いた。


そしてハッとしたときには部員の皆さんがこちら見て固まっていた。




それに気づいて私は慌てて先輩に謝罪をする。



『ごごご、ごめんなさい！！！言い方キツくて！！』


「あっ、いや、俺の方こそごめんな？気使えなくて…」



『違うんです！！！先輩は悪くないんです！！ただ、その……』


「うん？」



『その呼び方…恥ずかしくて…反応に困っちゃうし……ただそれだけなんですごめんなさい！！』



誤解をとくように弁明すると、私の言葉を聞いて先輩方は胸をなで下ろした。

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