【1】不幸体質？の私、起きたら魔界でした【魔入りました！入間くん】

Lv.19 ＆ スキ魔 ＿新たな家族 ページ20

歳が近い人間がいるなんてそばに居るだけで安心できる。


そして人間と過ごしているということはこのヒトは人間を襲わない……(たぶん)


さらには衣食住の確保と好きなものを好きなだけ買ってくれるとの事。

これだけ好条件を提示されたらついていかないわけがなかった。



外を見ると空は明るくなっていて夜は明けていた。



｢早速今日からきてもらうよ！｣


『今日ですか！？』


｢明日は学校だからね、バタバタしちゃうといけないでしょ？善は急げって言うしさっさと準備するよ〜！！｣



魔界にも善は急げなんて言葉あるんだ。




特に荷物があった訳でもないので体調が良くなり次第、サリバンさんのお家に向かうことになった。



とりあえず安全は確保出来たけど……



『カルエゴさんとシチロウさんと離れるの寂しいな…』


｢やっぱり僕と一緒にいるしかないよ！！｣


｢粛に……！此奴は俺が預かる｣




『お、お気持ちだけ受け取っておきます』






꒰ঌ スキ魔 ໒꒱



｢これを持っていけ。あの阿呆理事長に限って過ちが起きるなんてことは無いと思うが…あの問題児が孫だならな。念の為に、だ｣


『カルエゴさんってもしかしなくてもツンデレですか？』



｢っ！！！！？粛に！！！！！｣



『｢カルエゴくん/さんが1番うるさいよ/です｣』




｢良かったらこれ使ってね、おとこれも、あ！これも似合うと思うからぜひ使って！あ、これもいるかい？｣



『さ、さすがにこんなに荷物はもっていけないです…』



｢そ…そうだよね…｣





しょぼんとするシチロウさんが可愛かっ…………可哀想だったので半分くらい持っていくことにした。




『(やっぱり私甘やかされすぎでは…？)』

Lv.20＿悪魔の孫→←Lv.18＿魔王候補

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す