Lv.47_クララちゃん ページ48
「(まさか本当に魔術が効かないとは。...ふふ、面白いなぁ)」
『(あっぶないバレるとこだった...。色々対策しないとなぁ)』
...
...
...
『あ、道聞き忘れた...!』
「あ!!そうだった...」
「ここは私にお任せ下さいイルマ様、A様!」
「あっちいこー!」
「こら待て!!!」
『...元気だね』
「そ、そうだね...あはは...」
...
...
...
何とかしていつも通りの場所に出ると、早速クララちゃんがポケットから色々なものを取りだし、「あそぼ!!」と誘ってきた。
暫く魔々ごと(人間界で言うおままごと)をしたり、キャッチボールなどで遊んでいると、イルマくんとアズくんが肩で息をしながら倒れ込んでしまった。
私と会う前も遊んでたと言っていたし、相当疲れたのだろう。
『そろそろ休憩しよっか!クララちゃん』
「元気、ペコペコ?」
『うん!イルマくんとアズくんもつかれちゃったみたい』
私がそう言うと、クララちゃんは2人に駆け寄り、ポケットからジュースとお菓子を取り出した。
「あ、ありがとう...」
「Aも!」
『えっと...ありがとう...!えと...それ、なに?』
先程から気になっていたことを聞いてみる。
ポケットから色々取り出せるのは家系の特技?で本人曰く「見たことあるものならなんでも出せる」との事だった。
なにそれ羨ましすぎる。
髪の毛が乱れたらアイロンをポッケから取り出せるってことでしょ?
便利すぎる...
便利すぎるが故、大変なこともありそうだがそれでも私は羨ましかった。
私もポッケから色々取り出せたらな...
さっきみたいな事態でも即座に対応できたのに。
ぎゅっとポケットを握りしめると何かが入っているのに気がつく。
まさかと思いポケット中に手を突っ込むと何かが入っている。
それを取り出してみると、なんと私の手には今朝使ったアイロンが握られていた。
ん.......???
え、なんで!?!?!?
慌ててそれを隠すも私の異変に気づいたのかイルマくんとアズくんがかけよってきた。
なんて誤魔化そうかと考えていると
遠くから男の子たちが「あれ〜くらりん!」とクララちゃんの名前を呼んだのでつられてふたりがそちらを見た。
その隙に表情を''整える''
「よっしー!!!」
「よーしよし。また飼い主増えたのか〜?」
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ユノン - ほかほかごはんさん» オチはダリ先生がいいです! (2023年1月30日 12時) (レス) @page42 id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - ユノンさん» ユノンさんコメントありがとうございます。更新いたしましたのでお手隙の際に是非読んでいたたけるとうれしいです😌 (2023年1月27日 14時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 続きが気になる! (2023年1月27日 8時) (レス) @page19 id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - ルーミアさん» ルーミアさんコメントありがとうございます✊参考にさせていただきます!ありがとうございます😌 (2023年1月25日 14時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - もち明太子チーズさん» もち明太子チーズさんコメントありがとうございます☺️それは大変ですね…🙄できるだけ更新させていただきます…! (2023年1月25日 14時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほかほかごはん | 作成日時:2023年1月21日 19時