丗伍 ページ35
「刀を握れ。色次第で今後貴様の刀を打つかどうか決める」
…なんか軽く脅された?
恐る恐る刀を受け取る。
鍔を握ると、見ていくうちに色が変わっていった。
良かった、色変わった。と安心したのも束の間。
刀の色を見た瞬間、その場に居た私を含めた3人が硬直した。
刀の色は何色と言っていいか分からない。
一見すれば刀は白色に見えるが
光に当てると根元が黒くて先に行くにつれて暗い赤、紫、青、緑、黄色、桃色とグラデーションになっていた。
……いやなにこれ?
「白?白銀?いや虹色?こんなの初めて見たんだが…?」
「俺もこんな刀の色使ってる人見たことないわ…」
『えっ、と…ちゃんとかたなうってくれますよね?』
「お、おおう。よくわかんねえけど色は綺麗だしな。うん。」
「Aちゃんだっけ?君は虹の呼吸とか使ってるの?」
『つかってないです……。あ、でもいろんなひとのこきゅうはまねできます!』
「ハァ…?そんな事可能なのか…??」
「不可能では無いはず。体質に合う合わないとかあるから精々出来ても2.3個だと思うけど…何個使えるの?」
『今はみっつだけです!』
「「みっつ!?!?」」
「まだ任務すらしてねえのに??3つも??」
「つか''だけ''とか言うな絶対。泣くぞ俺が。」
『すみません…』
「まあでも真似、って子供らしいっちゃらしいけどな…」
「そうだな…」
「ぴぃ!!」
「「ぴぃ!?!?」」
……
……
……
『ただいまー』
あの後、少しだけお話して、最後に2本、少し短めで小さな日輪刀(最終選別で私が投げた小刀と同じくらい)を貰った。
包丁とかナイフをイメージしてくれたらわかりやすいと思う。
これも普通の大きさの日輪刀と同じ色になった。
なんか気まずくてありがとうございました。と言ってさっさと藤の家から出た。
今日刀と隊服を取りに行ったのは予めノスケが無惨含めた上弦の鬼に言ってくれていたみたいで、無限城に戻るとみんな集まっていた。
隊服姿が気になるのだろう。
ちなみに、ノスケ曰くこいつら俺の知ってる鬼じゃねーとの事。わかるよその気持ち。
「不愉快だな」
帰ってきて早々、無惨がそう呟いた。
失礼だなこの鬼。
『私鬼殺隊の皆より強くなってお父さん倒すから覚悟してね!』
そう言うと無惨がほう…期待しているぞ。と言って頭を撫でてくれた。
えっっっr…。
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虹心(プロフ) - コメント失礼します!とっても面白いこの小説が大好きです!続き楽しみにしてます! (2月5日 15時) (レス) id: 62f09173e9 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - ツバキさん» コメントありがとうございます!更新おまたせしました、全然完結じゃないです!😹亀更新ですがこれからもよろしくお願いします😚 (1月17日 17時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - lokilokiさん» コメントありがとうございます!プレイリストがなにか存じ上げませんがありがとうございます笑。今後ともよろしくです🫶 (1月17日 17時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - 面白すぎて一気見ました!!さいこうです!連載状況が完結となっていますが、これで完結なのでしょうか?個人的には続きが気になるので更新楽しみにしてます! (12月31日 17時) (レス) @page13 id: 340cc653a8 (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (11月10日 20時) (レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほかほかごはん | 作成日時:2023年3月17日 0時