丗肆 ページ34
しばらく走っていると、藤の家の家紋が見えた。
おばあちゃんがお出迎えしてくれている。
嘴平と名乗ると嘴平様ですね。こちらの部屋です。と案内してくれた。
わかっていると思うが、別に伊之助の双子とかではない。
ただ単に名字が鬼舞辻だと不味いから、童磨が「嘴平」と名乗るといいよと言ってくれた。
それ聞いた時はほんとにびっくりした。
嘴平と名乗らせてくれるのはオタクとしては有難いけど、伏線かなにかだと思ってしまう。
だって嘴平って珍しい苗字が偶然重なるわけなくない…?
いやもう絶対なんかあるじゃんやっぱり最後まで読みたかったよ鬼滅…。
「こちらです」
『ありがとうございます!』
案内された襖を開けて中に入ると、刀鍛冶の里の方と隠の方が既にいらしてた。
遅くなってしまい申し訳ございません。と頭を下げる。
中で待っていたふたりはというと、私を見て固まっていた。
……まあ6歳(仮)ですもんね。
どおりで隊服のサイズが小さいわけだ…と隠の方が呟いた。
「こ、これ、隊服ね」
試着していいですか?と聞くと是非とも着てみて欲しいとの事だったので別の部屋に移動して着替えた。
『え''っ…かわいい…』
…我ながらいいなこれ。
かわいい、かわいすぎる。
子供に隊服って結構似合うんだな。
どうかこのかわいいまま成長しますように…。
というかなにこれ肌触りめっちゃいい!!しかも動きやすい!!
無限城では女らしく居なさい。との事で着物や浴衣、ワンピースや動きづらいものしか着させて貰えなかったからとても嬉しい。
というか今考えると私アレで鍛錬してたのか……凄くね???
いつまでも鏡を見ているわけにはいかないので、元いた場所に戻ると隠の方がめちゃくちゃ褒めてくれた。
そして次は刀。今まで無言だった刀鍛冶の里の方が喋り出した。
「君。呼吸は何を使っている?」
刀に目を向けたまま彼が言った。
『えっーと…おしえてもらってるのは月のこきゅうで、使いやすいのは日のこきゅうです!』
そう言うとなるほど…と言った後に黄色か赤だな。と1人で呟いていた。
その後、刀の説明を長々とされる。
ふと、炭治郎が刀を受け取ったシーンが頭によぎった。
私の刀は何色になるだろうか。
…色が変わらなかったらどうしよう。
そんな事を考えていると声を掛けられた。
「刀を握れ。色次第で貴様の刀を今後打つかどうか決める。」
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虹心(プロフ) - コメント失礼します!とっても面白いこの小説が大好きです!続き楽しみにしてます! (2月5日 15時) (レス) id: 62f09173e9 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - ツバキさん» コメントありがとうございます!更新おまたせしました、全然完結じゃないです!😹亀更新ですがこれからもよろしくお願いします😚 (1月17日 17時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - lokilokiさん» コメントありがとうございます!プレイリストがなにか存じ上げませんがありがとうございます笑。今後ともよろしくです🫶 (1月17日 17時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - 面白すぎて一気見ました!!さいこうです!連載状況が完結となっていますが、これで完結なのでしょうか?個人的には続きが気になるので更新楽しみにしてます! (12月31日 17時) (レス) @page13 id: 340cc653a8 (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (11月10日 20時) (レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほかほかごはん | 作成日時:2023年3月17日 0時