丗参 ページ33
『…さてと。ようやくふたりきりになれたね、ノスケ』
「オ前…ヤベェ奴ダナ」
『えいきなり悪口?』
「イヤ…鬼ノ始祖ニキレテ上弦ニ引カレタ奴ハヤベェ奴ダロ」
『…?』
何を言っているんだノスケは。
よく分からず詳細を聞くと、私は泡を吹いて倒れそうになった。
だってまさか無惨様に向かってキレて、上弦に口を挟むなとか色々言ってるとか思わないじゃん。よく生きてるな私…。
……にしてもなんで忘れてたんだろう。
今説明されて、無惨様におこおこしてたのをようやく思い出した。
どおりで無惨様が激おこだったわけだ…
「ヤベェ奴!」
『やめて…私のライフはゼロよ…』
「ソレデ…オ前ハ何故鬼ト絡ンデ居ル?」
『そうだったね。…まず私無惨にお母さんを殺されたの。
そんでもって何故か気に入られちゃって、無限城に連れてかれたの。
それで御館様を殺すために鬼殺隊に入隊させられて、柱になれって言われたの。……って待って待って羽ばたこうとしないで!!まだ続きあるから!!』
「バリバリ敵ジャネーカ!!」
『だから続きを聞いて!私は御館様を殺すつもりは無いよ。
ただ、柱になる為には十二鬼月を倒さなきゃいけないでしょ?それで無惨の仲間を減らそう!って言うのが私の作戦。
柱になればいっぱい鬼殺せるし、無惨達が何か企んでもすぐに鬼殺隊側に伝えられるし。
でもそれが今御館様のところに伝わると色々と面倒なの。最悪処刑されるかもしれない。
そしたら無惨たちは絶対許さないでしょうね。今までよりも活動が活発になるかもしれない。
だからお願い。このことは秘密にして欲しい。』
「ナルホドナ。仕方ネーナ」
『めちゃあっさり認めてくれるのね。』
ノスケ…ほんとにそれでいいのか…。
とりあえず説得?し終わったので準備運動をしてから木の上を登った。
ちなみにノスケはどこかに飛んでいった。
…告げ口されてないといいけど。
木から木に飛んで移動しているとノスケが戻ってきた。
「ぴぃ!隊服、日輪刀、藤ノ花ノ家紋ニテ受ケ取レ!受ケ取レ!」
『ありがと!』
そう言ってノスケの頭を撫でる。
場所分からないから案内してくれる?と言うとぴぃと鳴いて、私の前をバサバサと飛んでくれる。そして私はその後を追った。
藤の家で隊服や日輪刀を受け取るのはノスケが野宿だし分かりずらいから藤の家で受け取ると言ってくれたかららしい。
ありがとう。ノスケ。うちの鎹鴉はほんとに優秀だよ…。
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虹心(プロフ) - コメント失礼します!とっても面白いこの小説が大好きです!続き楽しみにしてます! (2月5日 15時) (レス) id: 62f09173e9 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - ツバキさん» コメントありがとうございます!更新おまたせしました、全然完結じゃないです!😹亀更新ですがこれからもよろしくお願いします😚 (1月17日 17時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - lokilokiさん» コメントありがとうございます!プレイリストがなにか存じ上げませんがありがとうございます笑。今後ともよろしくです🫶 (1月17日 17時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - 面白すぎて一気見ました!!さいこうです!連載状況が完結となっていますが、これで完結なのでしょうか?個人的には続きが気になるので更新楽しみにしてます! (12月31日 17時) (レス) @page13 id: 340cc653a8 (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (11月10日 20時) (レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほかほかごはん | 作成日時:2023年3月17日 0時