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廿壱 ページ21

あまね様にお話があるといわれ、後を着いていくこと数十分。

目隠ししなくていいのかな?とか色々思ったけれど口に出す勇気はない。


時折あまね様に話しかけられるのでそれに答えながら歩いていると、大きなお屋敷の前についた。



びっくりする暇もなくあまね様は足を進める。

そして応接室のような部屋に案内された。


「敷耀哉様がいらっしゃるまで暫くお待ちください。」

『はい…』


結構時間かかるのだろうか。

村田さんにすぐ終わらせると言ったが、ここに来るだけで2、30分程経っている。


村田さん大丈夫かな…。


村田さんのことが気になって落ち着いていられなかった。



「ぴぃー」


そんな時どこからかそんな鳴き声?が聞こえてきた。


『…』

「ぴぃ」

『…』


「オイ、無視スルナ」


『え痛っ!!何!?』

気のせいだろう、と反応しないでいるとほっぺに痛みが走ると同時にそんな言葉が聞こえた。


横を見てみるとさっきの鷹が肩に乗っていた。


『鷹って喋れたんだ…』


「馬鹿ニスルナ!喋レナカッタラ鎹鴉ナンテ出来ナイダロ!」


いや、貴方鷹ですけどね。


そうツッコミそうになるのを我慢する。


『てかぴぃって何??可愛すぎない??』

「ア''?」

『すみません』


なにこの鎹鴉(?)こわい。



『あ!鷹さんちょっといいかな?』

「ナンダ?」

『今さ、お友達待たせてて、それで「モウチョット時間カカリソウッテ言エッテカ?」…その通りです』


喋れるのも鳴き声ぴぃなのも驚きだけど理解力高すぎてびっくり。


さてはこの鷹、相当頭がキレるな…


「嫌ニ決マッテンダロ!」

『そう言わずにお願い!鷹さんの言う事何でも聞くから!』


ふいっと顔を逸らす鎹鷹にそう頼み込む。

すると鷹さんはゆっくりとこちらを向いた。


「コノ先ズット死ナナイッテ約束シロ!テメエガ死ンダラカイヌシガ居ナクナルカラナ!」


鷹さんは大きな声でそういうと、羽ばたいていってしまった。


何あれツンデレ?可愛すぎて映画作れそうなんですけど。

うちの鎹鴉尊。


一人で悶えていると、原作よりも少し若い御館様が部屋に入ってきた。


「一人で楽しそうだね」

『あ、ぅ…』


見られていたのが恥ずかしくて言葉が出ない。
というかイケメンすぎて声が出ない。

てかなんて挨拶すればいいの?お目にかかりますだっけ?お口に入りますだっけ?


取り敢えず跪いてお耳に入ります。って挨拶しといた。


謎に吹かれた。


御館様って吹くんだ…。

廿弐→←廿



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虹心(プロフ) - コメント失礼します!とっても面白いこの小説が大好きです!続き楽しみにしてます! (2月5日 15時) (レス) id: 62f09173e9 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - ツバキさん» コメントありがとうございます!更新おまたせしました、全然完結じゃないです!😹亀更新ですがこれからもよろしくお願いします😚 (1月17日 17時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - lokilokiさん» コメントありがとうございます!プレイリストがなにか存じ上げませんがありがとうございます笑。今後ともよろしくです🫶 (1月17日 17時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - 面白すぎて一気見ました!!さいこうです!連載状況が完結となっていますが、これで完結なのでしょうか?個人的には続きが気になるので更新楽しみにしてます! (12月31日 17時) (レス) @page13 id: 340cc653a8 (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (11月10日 20時) (レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ほかほかごはん | 作成日時:2023年3月17日 0時

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