Lv.94_バラム・父ロウ ページ44
イルマくんによると指輪に込められた魔力が使えるようになっちゃったらしい。
ちょうど花を咲かせた時にサリバン様から電話が来たと言う。
じゃあどうして私のは咲いたの……!?
謎は深まっていくばかりだった。
ちなみに評価はイルマくんと共にS+だった。
Sってなんだよ!!
……
……
……
『やっぱり落ち着く……』
「ほんと、Aちゃんは物好きだね…笑」
全ての授業が終わったあと、シチロウさんに会いに、準備室に向かった。
すぐ話は終わらせる予定だったのでこの後に一緒にイルマくんと掃除をする約束をした。
アズくんたちは先に帰るように言っといた。
本当に帰っているかは分からないけど。
突然の訪問でシチロウさんはビックリしていたが快く迎え入れてくれた。
そして流れるように私を膝の上に乗せて猫のように撫でるシチロウさん。
初日はシチロウさんも私もオドオドしてたが2日目からは安心感が勝って慣れてしまった。
『数週間ぶりのシチロウさんだ……癒される……』
「それは僕のセリフだと思うんだけどな…。Aちゃんに会えて嬉しいよ」
微笑むシチロウさん。
顔がいいしんどい可愛い好き。
『私もシチロウさ…あ、先生に会えて嬉しいです!』
「呼びやすい方でいいよ。無理に呼び方変える必要は無いからね」
相変わらず優しい父親のようなシチロウさん。
思わずパパと呼びそうになる。
お礼を言えば、シチロウさんは「いいえ」と優しく返してくれた。
「そういえば今日の授業で大きくて綺麗な花を咲かせたんだって?あれは人間界の花かい?理事長のお孫さんも咲かせてたみたいだけど…」
『はい!イルマくんのは桜っていう花で私は梅の花を咲かせました!』
私がそこまで言うと顔を顰めるシチロウさん。何か言ってはいけないことを言った気がする。
「イルマくんも……人間なのかい?」
……おっとこれはいけない。
『私が人間界のお話をしたんです。まさかあそこまで再現するとは思いませんでしたが!……それよりも聞きたいことがあってここに来たんです!』
私は咄嗟に嘘をついて誤魔化した。
別にシチロウさんを信用していないわけではないが、勝手に人の事情を話すのは良くないと思ったから。
シチロウさんはなんだか納得いってないような表情だったが『悩みがある』といえばその話は終わらせてくれた。
「(やっぱり
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ねこまくん - この作品大好きです!!尊すぎて夢主ちゃんが心臓破裂する前に心臓が破裂しそうです………! (9月17日 7時) (レス) @page15 id: 18b89fe2f6 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - にゃーちゃんさん» にゃーちゃんさんコメントありがとうございます!めちゃくちゃ嬉しいです🥺今後もダリ先生との絡み増やしていくつもり(というか下書きには既にある)ので乞うご期待下さい🫢 (2023年2月8日 22時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します!面白くて、一話から一気読みしてしまいました!個人的にダリ先生の絡みが今のところ好きです…!教師陣大好きなので、他の人との絡みも楽しみにしてます!更新頑張って下さい! (2023年2月3日 22時) (レス) @page14 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほかほかごはん | 作成日時:2023年2月2日 0時