【2】不幸体質？の私、起きたら魔界でした。

Lv.55 ＆ スキ魔 ページ5

その後、夕食の準備をするギリギリの時間までモフられたAであった。


『1秒たりとも無駄にできないのでは…？』


｢はい｣


『この時間が無駄な気が…』


｢はい？｣


『アッすみませんなんでもないです』



オペラさん、圧がすごいです。




……





夕食時にイルマくんが朝とは雰囲気が違うAをみて｢Aちゃんの意外な一面...！｣とキュンとするのはまた別のお話。



｢……！？Aちゃん？！雰囲気が凄い変わったね…？｣


『そ、そっか。昨日来た時は寝てたし今日は準備してからあったもんね。……幻滅した？』



イルマ｢幻滅…？な、なんで？！｣


『だって…こんなの可愛くないって言うか…』


イルマ｢朝の時は美人さんって感じでドキドキしたけど今のAちゃんはかわいい女の子って感じで……。僕は朝のAちゃんも今のAちゃんも好きだよ…！｣


『て、天然人タラシこわ...』





ʚ スキ魔 ɞ



｢モフる前にひとつよろしいでしょうか｣


『モフる……。なんでしょうか？』



｢このままではモフるついでにAさんを頭からガブッと食べてしまいそうなので人間の香りを消す香水をかけて頂きたいです｣



『わかりました！......ってさりげなく怖いこと言うのやめてください！！』


｢すみません、つい。ニンゲンは面白くて見飽きないですね｣


『バカにしてますか？！』


｢はい。あ、いえ。｣



『ぜったいいまわざと！！！！！！』



｢ふふっ。ドライヤーかけますよAさん｣


『え、いま、え、っえ？わらった……？』


｢気の所為です｣


『いやでも』


｢気の所為です｣


『はい。』



やはり圧が強いオペラであった。

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