Lv.83＿位階発表 ページ33
｢それではこれより位階の発表をはじめる｣
梟がカルエゴ先生の肩に乗る。
この梟は位階袋鳥と言うらしい。
私たちの行動をずっと見ており、彼の胸の袋に手を入れれば位階の
｢では順に並べ！因みにそこの
ビリ、と書かれた檻の中にイルマくんとサブロさんが正座で座らさせれている。
サブロさんの首には｢もう約束破りません｣
イルマくんの首には｢反省中｣
と書かれた板が下げられていた。
｢見せしめだからな、せいぜい笑われたり小石をぶつけられるがいい｣
『｢陰湿ッ！！！｣』
サブロさんとハモった。
種族が違えど思っていることは一緒らしい。
ふっと笑ったカルエゴ先生の顔にはざまぁと書いてある気がする。
『ちなみに私は何も無くていいんですか？』
ビリなのは私も同じなのに私だけ罰が何もないこと疑問を持つ。
｢こうなったのは私の責任でもあるからな。それともき…Aも同じ扱いをされたいのか？｣
私にしか聞こえないようにカルエゴ先生が言った。
顔には大歓迎だと書いてある気がする。
遠慮しときます。
『そういう訳じゃ……って今名前で呼んだ！？大好きじゃん！！私のこと大好きじゃん！！』
｢やはり貴様もそこに正座で座っていろ！！これをかけろ！！｣
ちょっとからかうとカルエゴ先生が怒ってしまう。
そしてカルエゴ先生に｢調子に乗りました｣と書かれた板を首に下げられ、私もイルマくんたちの横に並ぶことになった。
情緒不安定にも程がある。
それとも図星だったから照れ隠しだったりして。
｢ビリトリオ！！｣
｢かわいそーに笑｣
『お恥ずかしい…』
｢屈辱ッ…｣
｢ま、まぁまぁ、長さん連れて戻ったってことで退学にはならなかったんだしさ、｣
宥めるようにイルマくんが言った。
｢まぁ、さっきのみなの顔は見物だったな。特にヌシ…Aが長とヒナをモフ吉、モフ郎と呼びながら撫でた時の皆の反応には思わず笑ってしまった｣
｢うんうん｣
『ほんとに恥ずかしい…』
あの時のみんなの視線と言えばもう…
恥ずかしい以外の何ものでもなかった。
でも本能には逆らえなかった。
悪魔が人間を本能的に食べたがるように、私だってもふもふしたものを本能的に撫で回したくなるのだ。
私は悪くない。
とりあえず今度から定期的にもふもふしに来ようかな…。
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ねこまくん - この作品大好きです！！尊すぎて夢主ちゃんが心臓破裂する前に心臓が破裂しそうです………！ (9月17日 7時) (
レス) @page15 id: 18b89fe2f6 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - にゃーちゃんさん» にゃーちゃんさんコメントありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです🥺今後もダリ先生との絡み増やしていくつもり(というか下書きには既にある)ので乞うご期待下さい🫢 (2023年2月8日 22時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！面白くて、一話から一気読みしてしまいました！個人的にダリ先生の絡みが今のところ好きです…!教師陣大好きなので、他の人との絡みも楽しみにしてます！更新頑張って下さい！ (2023年2月3日 22時) (レス) @page14 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほかほかごはん | 作成日時：2023年2月2日 0時
