Lv.51_オハナシ ページ1
『アズくんとお話がしたい』
私がそう言うと彼は、大人しくなった。
この状況で言うことじゃないけど言わせて欲しい。
顔面国宝。美形すぎんだろ。
しかも行動が可愛いな。
かっこいいと可愛いを備えてるとか天才か。
「それでお話とは?」
『うーんそうだな...何から話そう』
アズくんとは沢山話したいことがある。
無難にイルマくんの話からいこうかな?
『なんでアズくんはそんなにイルマくんに懐いてるの?』
私がそう聞くと、アズくんは「あれは入学式の時の出来事でした...」と語り始めた。
そういえばどこかでアズくんはイルマくん語りがすごいって聞いたような聞かなかったような。
「__というわけなのです!」
『な、なるほど。』
まあ要約すれば
勝負吹っ掛けた!
負けた!
助けてくれた!
忠誠を誓います!
って事だな。
イルマくん何したら学年首席と戦えるようになるの。
さすが主人公と言ったところか…。
「もちろんA様にも...」
アズくんが言葉を続ける。
『あ、そうそう、言いたいこともうひとつあって』
その様呼び、やめてくれないかな?
そう言うと何故か静かになるアズくん。
隣を見てみるととてもショックを受けていた。
なんで???
「そ、それは私が貴女様のお名前を呼ぶに値しないから...」
『アッ違います!!』
「本当ですかッ!!」
なんか変な勘違いをしていたので即座に否定をすると分かりやすく笑顔になった。
やっぱり可愛いかよ。
『ほら、私はアズくんに何一つ勝っていないし、アズくんが良ければだけど対等な関係でいたいから...様呼びとか敬語とかやめて欲しいな、って』
要約するとお友達になりたいってことなんですけど。
それは恥ずかしくてハッキリとはいえなかった。
「...本当によろしいのですか?」
おずおずした様子でとアズくんが聞いてきた。
『うん。...あ!それとも私がアズくんのことアズ様って呼んだ方がいいですか!?』
「やめてください!!!」
『わ、分かった。じゃあ改めて...よろしくね、アズくん。』
「あぁ、よ、よろしくな、A............さま」
『あ、様って着けたやりなおし!』
「くっっ............な、A...」
真っ赤に顔を染めて私の名前を呼ぶアズくんはイルマくんと同じくらい可愛かった。
345人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ねこまくん - この作品大好きです!!尊すぎて夢主ちゃんが心臓破裂する前に心臓が破裂しそうです………! (9月17日 7時) (レス) @page15 id: 18b89fe2f6 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - にゃーちゃんさん» にゃーちゃんさんコメントありがとうございます!めちゃくちゃ嬉しいです🥺今後もダリ先生との絡み増やしていくつもり(というか下書きには既にある)ので乞うご期待下さい🫢 (2023年2月8日 22時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します!面白くて、一話から一気読みしてしまいました!個人的にダリ先生の絡みが今のところ好きです…!教師陣大好きなので、他の人との絡みも楽しみにしてます!更新頑張って下さい! (2023年2月3日 22時) (レス) @page14 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ほかほかごはん | 作成日時:2023年2月2日 0時