Lv.74＿フィアンセ ページ24
何とかして話をそらさないと。
そう思っているとスっとアズくんがイルマくんとサブロさんの間に入り込んだ。
｢それ以上の無礼は慎め＿＿サブノック｣
｢出たなアスモデウス…！！｣
バチバチし始めるサブロさんとアズくん。
喧嘩するのは構わないけど……
お願いだからから私を間に入れないでほしい。
｢それよりも貴様ッ！！いつまで私の愛しきフィアンセに触れているつもりだ！！｣
｢｢｢｢｢フィアンセ！？｣｣｣｣｣
『誤解です』
ホントに勘弁して欲しい。
ともちゃん(※魔入間好きな友達)から聞いた話によると貴方、そんなキャラじゃなかった気がするけど……？？
たしかにフィアンセとか言ってそうな見た目はしてますが。絶対キャラじゃないじゃん。
案の定クラスメイトに詰め寄られる。
これ以上注目の的にはなりたくないんですけど…
もう、諦めた方がいいの、かな……(白目)
｢ねえ、いつから！いつからなの！｣
｢さっき彼氏いないって言ってたじゃん！｣
『彼氏は居ないけどそんな話してない気が…？それにこれは勘違｢私は彼氏などでは無い！私は…｣ややこしくなるからアズくんはそれ以上喋らないで！！』
｢ム…｣
｢ん？｣
アズくんが落ち込んだように俯いた。
ごめんなさい。
｢喧しいぞ貴様らッ！！外まで丸聞こえだ、もっと粛に出来んのか！！｣
イライラを隠さず教室に入ってくるカルエゴさん。
ばちりと目があった。
｢……貴様は何をしている？｣
サブロさんに横抱きされているし、アズくんに引っ張られてるし、クラスの皆に問い詰められてるし、クララちゃんは私の足にしがみついて離れないし……
ってクララちゃんいつの間に！？！？
『か、カルエゴさ……先生』
｢カルエゴ先生！｣
｢わー！エギー先生が担任なの！？｣
｢お陰様でなッ！！！｣
私の足から降りてカルエゴさん……いや、担任になるのだからカルエゴ先生の方がいいだろうか。
クララちゃんは私の足から降りると、カルエゴ先生の周りをシュッシュっと走り回る。
カルエゴ先生は不機嫌丸出しで言葉を続けた。
｢会議の日に濡れ衣で捕まって…不在の間に貴様等の
『え間に合わなかったんですか？』
｢訳分からん騒ぎのせいでなッ！！｣
『私悪くない…』
ゴゴゴと黒いオーラを私とイルマくんに向けてぶつけるカルエゴ先生。
イルマくんは顔を逸らした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 344人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ねこまくん - この作品大好きです！！尊すぎて夢主ちゃんが心臓破裂する前に心臓が破裂しそうです………！ (9月17日 7時) (
レス) @page15 id: 18b89fe2f6 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - にゃーちゃんさん» にゃーちゃんさんコメントありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです🥺今後もダリ先生との絡み増やしていくつもり(というか下書きには既にある)ので乞うご期待下さい🫢 (2023年2月8日 22時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！面白くて、一話から一気読みしてしまいました！個人的にダリ先生の絡みが今のところ好きです…!教師陣大好きなので、他の人との絡みも楽しみにしてます！更新頑張って下さい！ (2023年2月3日 22時) (レス) @page14 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ほかほかごはん | 作成日時：2023年2月2日 0時
