転生したら鬼と家族になりました【鬼滅の刃】

卌伍 ページ45

｢私の髪を切るとはいい度胸ではないか｣

無惨様が笑顔でそういった。
怖い。


気の所為であって欲しかったな。


『ご、ごめんなさい。鳴女ちゃんと自分の身を守ろうと思って手を出したら刀を握ってた事忘れてて…』


私がそう言うと何故かみんな驚いた。

私おかしいこと言ったかしら……？



｢しかしこの小娘1人に負けるなど上弦の手も落ちたものだな？｣


無惨様がみんなを睨みつける。

私が言うのもあれだけどそれ貴方も入ってるんじゃ…？
言ったら殺されそうだし言わないでおくけど。


｢ただの幼子に服を切られた…。手首も…切られてしまった…返す言葉もない。｣



黒死牟さん、そう言いつつも顔が『孫の成長は早い』みたいや感じでニヤけてるけど大丈夫ですか？


てか私手首切っちゃったの？？本気？？
だとしたらやばくね？骨

丸ごと切ったってこと？
私筋肉ダルマってこと？

そう思って自分の腕を見るが筋肉はついてなかった。
残念。



｢弱者に逃げられた…くそっ｣

猗窩座が私を睨みつける。いや正しく言うと微笑んでる。なんか喜んでない？


皆言葉と行動真逆ですよ、怖すぎます。



｢俺もまさか攻撃が避けられるとは思わなかったなァ〜！絶対仕留めたと思ったのに…｣


童磨が涙を流した。でも笑顔だ。
感情ない者は皆こうなっちゃう感じ…？
それとも鬼になると感情と行動が別々になるの？




『う''っっっわきっっっしょむりお''ぇ''』



何故か童磨の首が飛んだ。
ホントにやめてほしい。精神的に辛いです。

しかも私2、3回くらい見てるよこの2日間で。
この生活1週間とか続けてみ？飛ぶぞ。色んな意味で。



｢童磨、貴様は私の娘の首を狙おうとしていたな？｣
私のことを無視して無惨様が言った。
口はニコニコしてるが目は笑ってないし青筋が立っている。


ていうか童磨首狙ってたの？殺す気満々じゃん。
サイコパスじゃん。あ、サイコパスなのか。


童磨が避けたらから大丈夫！って言ってたけど、また首が吹っ飛んでった。

嫌な予感がして予め黒死牟と猗窩座の後ろにいったから見ないで済んだけど。

でも音がぐろすぎて吐きそう。


こんなとこ居られるか。
とりあえず約束を守ってもらおう。


『あ、あの…』

｢なんだ｣


ぎゃっイケメンっ！


『私好きな時に外に出ていいんですよね？』


私がそう言うと無惨はしばらく考えたあと夜だけなら許そう。と言って頭を撫でてくれた。


ぎゃっイケメンっ！

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