転生したら鬼と家族になりました【鬼滅の刃】

丗肆 ページ34

私は童磨の上からどいておじいちゃんの膝の上に座る。



怒られると思ったがとっても嬉しそうにしてくれた。
頭も撫でてくれた。


ホントの幼女は私じゃなくて黒死牟なのでは？と思わざるを得なかった。




猗窩座はと言うとこちらを睨みながらチッと舌打ちをした。



｢あの方から貴様の兄になるよういわれた。言っておくが俺は弱者に興味はない。｣


『ツンデレ最高かわいいんふふ』


ごめんなさい。

可愛くて思わず笑っちゃいました。
自分箱推しで良かったと思う。



推しが多い分癒しも多い。



｢何を笑っている。気持ち悪い。｣


猗窩座が私から距離をとった。



予期せぬ。



『私お兄ちゃんが欲しかったので嬉しくてつい。よろしくお願いします。お兄ちゃん。』


素直にそう告げる。



すると童磨がニコニコしながら言い放った。


｢やはり、なぜ俺の時だけ呼んでくれないんだい？やっぱり照れてるのかい？可愛いなぁ。今すぐに食べちゃいたいくらい！｣



はいそこのロリコーン。

やめてくださーい。



鬼の食べたいはシャレになりません。




現代なら間違いなく変態ロリコンで逮捕です。




思わずおじいちゃんをぎゅっーとする。



おじいちゃんの方を見てみると何故か怒ってる。

いちばん怒らせちゃいけない人怒らせた。


｢私の孫を…食べるだと…？いいだろう…やってみるがいい…私と…無惨様で…貴様を…｣


まさかのそんなことかーい。

怒りすぎですおじいちゃん。

元々目が赤いのにもっと赤くなってるよ。

恐怖でしかないやめて。



さっきまで幼女に見えていたおじいちゃんが鬼にしか見えなくなってきた。



あ、鬼なのか。




『あ、あ、あの！！鳴女さんとも仲良くなりたいです！！！！』



怖かったので無理やりにでも会話を逸らす。


が、私再びやらかしたらしい。



｢やっぱりあの方と一緒に話した方がいいんじゃないか？｣



何故か無惨様と話す流れになってしまった。



猗窩…お兄ちゃんがそういい終わると同時に琵琶の音がする。


デンっと無惨様が現れた。



ねえ、なんでこうなったの。




その問いが誰かに届くことは無かった。

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