転生したら鬼と家族になりました【鬼滅の刃】

丗弐 ページ32

『童磨様、お話があるなら手っ取り早くお願いできますか？』



童磨にストレートに言ってみる。



私のバックには上弦の壱という最強の鬼がいるから何も怖くない。




嘘ですめちゃ怖いです。



とりあえず猗窩座には感謝して欲しい。
あなたのために私これ言ってるんですからね。
上弦の弐に！！


でもやっぱり人生は甘くない。
だって何故か猗窩座に胸ぐら掴まれたもん。
感謝される流れじゃないよね。



｢貴様ｯ！！｣


猗窩座が目をピキピキさせながら言った。


ダメだ。筋肉とイケメンが目に入ってニヤけがおさえられない…。


くっっっ...。



とりあえずその殺気収めてください。




あ、そこ今おじいちゃんに助けを求めろって思ったでしょ。無理です。



だっておじいちゃんの方見たらニコニコでお茶すすりながらこっちみてたもん。


鬼ってお茶飲めるんだ。



...お茶じゃない説もある？





『よ、余計なお世話でしたか？』


ニヤケを抑えつつも震えた声でいう。


なんかさっきから余裕ぶってるけど普通に今にでも漏らしそうな勢いで怖いからね。



｢違｢まぁまぁ落ち着いてよ猗窩座殿！

自己紹介が終わったらみんなの聞きたいこと全部聞けるんだからさ。我慢しようぜ？

俺、君に聞きたいこといっぱいあるんだぁ｣


バチッと目が合う。

背筋がゾワッとした。



目の前の鬼、猗窩座が顔を顰めた。



絶対猗窩座今ウザイって思った。
その気持ち利用させてもらうよ...ッ！



...



...



...




｢弱者の癖に生意気な...！仕方がないから今回だけは貴様が寝るまで隣にいてやる。もう夜明けだしな｣




皆様ご報告です。


無事猗窩座を手懐けることに成功しました。


まさかここまで上手くいくとは。





今居るのは猗窩座の部屋らしき所。



鬼は基本的に寝ないらしいが、誰かをギューッとしていないと眠れないｳﾙｳﾙと訴えかけたら猗窩座が隣に来て横になってくれた。




猗窩座ってこんな優しかったっけ？と思いつつ、私は先程起こった出来事を思い出した。

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