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やっぱり今日命日…とかいろいろ思ってたら
「コラっ早くそこから降りなさい!!月彦さんに迷惑かけるんじゃないよ!大体無惨ってなによ!そんな変な名前なわけないでしょう!?謝りなさい!!」
という母の声が聞こえてきた。
私は慌てて謝りながら無惨様から降りようとする。
がしかし無惨様が腕を離してくれなかった。
『ご、ご、ご、ごめんなさい!そしてたすけていただきありがとうございます!』
「大丈夫だよお嬢さん。名前はなんて言うのかい?」
私は大丈夫じゃないが。
そんなこといえるわけないけど。
『もぶAっていいます!かんじはわすれました!』
そんな会話をしているとようやく私はむざ…月彦さんの腕の中から解放してもらった。
って待ってその前にうちの親、無惨が変な名前とか言わなかった?
絶殺案件じゃん。
「ふみこさん、大変可愛らしい娘さんですね」
胡散臭い笑顔で月彦さんは母に語りかけた。
「そうかしら〜うふふ。私に似たのかしらね?先程は娘が変な発言ばかりでほんとにすみません〜うふふ」
え、うふふって何気持ち悪。
びっくりして鳥肌が止まらないよ。
「さぁ外は寒いですし中に入りま...」
ぐううううううう〜ぎゅるるる
無惨様が喋っているというのに私のお腹はぎゅるぎゅると大きな音を立てた。
……普通にやらかした。
無惨様に殺される。
ここ路地裏で周りに誰もいないし絶対終わった。
今までありがとう皆。
沈黙が痛いよ怖いよ。
そしてしばらく流れた沈黙を破ったのはむざ…月彦さんだった。
「お腹がすいたのかな?良かったらカフェーにでもいくかい?」
私は無惨様に殺されることなく、月彦さんがそう言った。
わぁ行きたい。
早くここから抜け出したい。
人が多いところに行きたい。
そう思い、うん!と元気よく答えようとするが母が
「そんな!せっかくなので私がお作り致しますよ〜」
と言い出した。
やってくれたなMyMother。
ぎらりと睨みつけるが母は月彦さんだけを目に映しているので気づくわけがなかった。
きづかれてもやっかいだからよかったけど。
ここで母を恨んでいても仕方がない。
ちんたらしてるわけにはいかないのだ。
今考えなくてはならないのはどれだけ早くこの場を抜けられるかどうかなのだから。
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叶乃(プロフ) - やっぱ、めちゃくちゃおもしろすぎません!?続きめちゃ気になります〜!更新頑張ってください! (2023年2月23日 22時) (レス) @page47 id: aa9cc439ad (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - ゆゆさん» ゆゆ様コメントありがとうございます!うふふめっちゃ嬉しいです張り切っちゃいます💃 (2023年2月14日 15時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - まきさん» まき様コメントありがとうございます!ありがとうございます、頑張ります😚💪 (2023年2月14日 15時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - あまねさん» あまね様コメントありがとうございます!ありがとうございます🍀 ́- (2023年2月14日 15時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - おも、しろい!面白い!鬼ごっこで無惨がチート。みんな血気術使うとかチート。その中に1人だけある普通のこ、いや、体格6歳だから圧倒的不利な状況で逃げ切るとか凄いなぁ、おい!面白いです、投稿頑張ってください!応援してます! (2023年2月14日 15時) (レス) @page43 id: 2307c0fefd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほかほかごはん | 作成日時:2023年1月13日 23時