転生したら鬼と家族になりました【鬼滅の刃】

拾肆 ページ14

『い、今からわたしをたべるの？』


｢君を救うんだ！まあ捉え方によってはそういうかもしれないね。もしかしてこわいのかい？｣


いや当たり前や。



今から死ぬってわかってて怖くないわけ...




ん？待てよ。




今童磨に取り込んでもらえれば実質推しと2人でひとつってやつになるのでは？



今逃げたとて無惨様に殺される未来は見えてる。




その辺にほって置かれるよりかはいいのでは...？





...そう考えたら怖くない。




かもしれない。





『こ、こわくない！あ、あの、おねがいしてもいいですか！！』


｢なんだい？｣



『きんにくさわらせてください！！！！』


死すら怖くない私にもう怖いものは無い。
私は堂々と童磨の筋肉が触りたいと告げた。
せっかく推しが目の前に居るんだから死ぬ前に触りたいじゃん！？



｢え？｣



3度目のフリーズ。
やはり私はてん((以下略


『お、おねがい！炙っても焼いてもいいから！』


もう後戻りはできない。さよならMy life。


ダメと言われても気合いで触ってやる。



『うーん。最期だしいっか！好きなとこ触っていいよ〜』


え？まじ？え？



好きなトコ...




ちんち〇触っていいの？



『で、では失礼します...』



童磨｢早くしてくれよ〜｣



無惨｢おい、何をしている｣




『！？』




この声。月彦さん.....いや無惨様だ。


口調がさっきとはまるっきり違う。




...それよりも...



なんで今来るの？！ねぇなんで？！？




今ちんち〇さわるとこだったのに！！！！！！



ってちんち○とか言ってる場合じゃなかった。

私今童磨の膝の上に居るんだった。
ここからどうやって逃げろと言うんだ。


しかも無惨様の声にびっくりして思わず抱きしめてしまった。筋肉すごいな。らぶ。



...じゃなくて。
これはとてもまずい。沈黙こわい。しんどい。



｢申し訳ございません。遊びすぎてしまいました〜。｣


｢なぜ抱き合っていると聞いているんだ｣



童磨の謝罪は聞かずに無惨様がそう問うた。




私が抱きついただけです。無惨様。

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