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エイジside
あまり人がいないイルミネーションの場所へ行き
静かな場所に辿り着いた
「イルミネーション見飽きないね
でもあと20分くらいで終わっちゃう」
エイジ「時間ってほんと経つの早いよね」
Aちゃんは空を見上げながら
長い髪の毛を揺らしながら遠くを見つめて。
エイジ「Aちゃん。今日はありがとうね」
そう言うと、Aちゃんは
何急に、と笑う
そして俺はあの日に買った
ネックレスをAちゃんへ見せた
「えっ、何これ、可愛い…!
てか、ここ私がずっと行きたかった場所…」
エイジ「あのりささんとの騒動の時
言えなかったけど、本当はりささんにAちゃんの
クリスマスプレゼント買いに付き合ってもらってただけなんだ。
りささんなら仲いいからわかるかなぁって思って。
あの時は、Aちゃんの喜ぶ顔を想像しただけで
ワクワクしてて、Aちゃんが傷つくなんて思えなかった。
だからごめんねあの時は。
だから、これからも今までも、俺の好きな人は
Aちゃんだから。大好きだよ。」
そう言い終わる頃にはAちゃんは
涙をポロポロ流して、顔が濡れてた。
「…ありがとうっ…」
抱きつくAちゃんの頭を撫でると
Aちゃんもカバンから
俺がずっと欲しかった腕時計が。
エイジ「えっ、これ」
「エイジにクリスマスプレゼント何欲しい?
なんて聞いたら、気にしなくていいよって言うから
そらに聞いたら、これが欲しいって言ってたって。
だからこっそりこの日まで内緒にしてた。
私も大好きだよ。エイジ。」
俺は1度離したAちゃんの体を
もう一度抱き寄せて、ぎゅっと抱きしめた。
これで俺の体はAちゃんの匂いでいっぱい。
そして俺の頭はAちゃんでいっぱい。
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作者名:わたわた | 作成日時:2019年3月18日 15時