スパークル【アバンティーズ】 (ページ20)

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第20話ページ20

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A「ごちそうさまでした！」

そらちぃ「お粗末さまでした」

みんなそれぞれ個室に行ってしまい、リビングに残ったのは私とそらだけだった。

A「お皿まで洗ってくれてありがとね、これは自分でやるからいいよ」

と、そらの隣に立つと

そらちぃ「いいのいいの、いつもありがとうって事だから課題やってきな」

と言いくるめられてしまった。

A「じゃあ私もみんなにプレゼントするね」

そらちぃ「ほんとに！？」

A「うん、私からもありがとうの気持ち」

「やった～！！」と言いながら喜ぶ彼に「じゃあ課題やってくるね」と言うと「うん！頑張れ～！」と返ってきた。

それから2～3時間ほど経った頃、やっと終わった課題を保存し風呂に入った。

「あ～気持ちよかった」

風呂から上がってパックしてその間に髪の毛をタオルドライする。

パックの間はリビングにうろうろしに行ってみんなに構ってもらってからまた洗面台に戻る。

そして乳液にヘアオイルに髪の毛を乾かす。

それが私のバスルーティーン。

今日はたまたまパック終わって洗面台に戻ったらえいちゃんが丁度お風呂に入っていた。

そのままゆったりとYouTubeを見ながらお肌を整えて、顔のマッサージをして、ヘアオイルを塗る。

そんな1連をしてる途中「A？」と彼の声が聞こえた。

A「どうしたの？」

エイジ「あ、洗濯機の上に置いてあるタオルとパンツとズボン取って」

A「はいよ」

とドアのちょっとした隙間から出ている手にほいと渡すと「ありがと」と言いながら閉められる。

それから1分もすれば彼が風呂場から出てきて髪の毛を乾かす。

エイジ「まだ終わってなかったの？」

A「女はめんどくさいんだよ」

エイジ「髪乾かしてやるよ」

「ほらよこせ」と半ば強引に取られたドライヤーでえいちゃんが私の髪の毛を乾かし始める。

A「あーーー楽ーーー」

エイジ「髪長いから乾くのおっせぇな」

そして20分かけて乾かした髪の毛はもう完全に乾ききっていた。

A「えいちゃんありがと！めっちゃ楽だった～」

エイジ「こんな時間かかるんだな、ほぼ俺の髪も乾いちゃったよ」

A「私もえいちゃんの髪の毛乾かす！！」

ほんの数分で乾き切った髪の毛はサラサラだった。