スパークル【アバンティーズ】

第17話 ページ17

ふぅ、




あとは水で洗剤を洗い流して乾かすだけと濡れた手で皿を洗う。






「A〜〜」


A「重っ！！！」






全身に体重を乗せてくるから本当に潰れるぐらい重たい。




A「お皿洗えないよえいちゃん」


エイジ「ねぇ」


A「ん？」


エイジ「好き」


A「はいはい」





もう甘えすぎだな〜と蛇口を開けようとすると、ひょいと宙に浮く。






お姫様抱っこか〜とえいちゃんの顔を眺めていると、えいちゃんは器用に私を抱っこする形に抱き抱える。




つまり私がえいちゃんにしがみついているような形になるのだ。





A「ちょ、えいちゃ、」


エイジ「うるせぇ」






壁にドンっと押し付けられると、えいちゃんの顔が段々と近付いてくる。





「んっ」とそのままとろけちゃいそうになって、深い深いキスに息が出来なくなる。







A「えい、ちゃん、くるし」






そう訴えても止めてくれる気がしない。




もう意識が飛びそうなぐらいまで来た時、唇を離された。




もう立てるとかのレベルじゃないぐらい、えいちゃんの首に腕を回しているのがやっとのレベルで部屋まで運ばれた。





ベッドにぼんっと落とされ、ちゅっちゅっと頭、頬、鎖骨と色んなところにキスが降り注ぐ。









その日は結局朝まで眠れなかった。

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