スパークル【アバンティーズ】 (ページ11)

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第11話ページ11

明くる日、授業の終わる時間が一緒だったのでえいちゃんと手を繋いで帰っていた時。

A「ねぇねぇ！あそこに新しいタピオカ屋さんできたんだけど飲んでみよ！！」

エイジ「うん」

えいちゃんを連れてそのお店に向かった。

A「見てみて！！これ美味しそう！！えいちゃんも飲もうよ！」

エイジ「えーどれにしようかなー」

A「いちごミルクとかもあるよ！やっぱり私こっちにしようかな」

エイジ「じゃあ俺もAと同じのにする」

メニューを見て2人で話した。

手で持つメニュー表だったから、メニューを見る時に顔が近づいて髪の毛がくすぐったかった。

店員「いらっしゃいませ、メニューは何になさいますか？」

エイジ「いちごミルク2つで」

店員「800円です」

お財布持って準備してたのに、えいちゃんが財布から堂々と1000円を出すから「後で払うね」って言ったら「いいよいいよ、おごり」と返されてしまった。

商品を私が受け取り、えいちゃんに「はいどうぞ」と渡す。

エイジ「お、美味い」

A「はぁ～幸せ～おいしい～」

エイジ「めっちゃ美味そうに飲むじゃん」

A「美味しいんだもん～」

チューチューと吸っていると、すぐに私のタピオカジュースが無くなってしまった。

エイジ「うわ！もう飲んだの？」

えいちゃんを向くと、まだ半分にも達してないぐらい残っていた。

A「えいちゃん残りすぎだよ～」

エイジ「タピオカが腹にたまる～」

A「美味しいからちょっとだけちょうだい！」

エイジ「ちょっとな」

「はい。」と口元まで持ってこられたストローを咥え、思いっきり吸った。

4/3ぐらい残ってたジュースが2/1になるぐらいまで吸った気がする。

エイジ「あーーーー！！！俺の！！！！返せ！！！」

A「いいの？今胃で消化中だよ？」

エイジ「くっそ～」

その後えいちゃんがうなだれて、たまたまあった近くのコンビニでいちごミルクを買って渡すと上機嫌になった。

A「JKかよ」

エイジ「だって美味しいんだもん～」

A「うっざ」

エイジ「うわひどーい！！」

結局、彼は飲み切った時に残ったタピオカを私に渡してコンビニで買ったいちごミルクをずっと飲んでいた。