普通に兵士ですけど･･･【ゎぇゎぇだ！】３！ (ページ5)

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side玲

『暇だ･･･』

「仕方ないよ」

「ねむ･･･」

深夜2時を回った頃か。

いつも通りの面子で城壁で防衛をしている。

しかし何もないため凄く暇だ。

平和なのはいいけどね！！

ああこんな事なら寝たい･･･

「ほら、元気出して。玲が眠そうにしてると俺も眠くなってくるから」

『うっ』

ルチアーノさんにばしっと背中を叩かれ、少しだけ眠気が飛んで背筋が伸びた。

こういうところで荒治療だよなルチアーノさんは

『うーんちょっと目覚めました』

「そっか。頑張ろ」

『はい』

ん？

なんだか肩が重い気がする。

「すかー･･･」

「あーあ。玲もう動けないね」

『ちょっとーいくら暇だからって･･･』

私の肩に寄りかかって眠るティモ。

軽く頭に手を乗せても起きやしない。

また運んでいかないといけないかな･･･

「結局起きなかったね。俺運んでいこうか？」

『や、大丈夫です。部屋近いので･･･』

「いくら物騒な仕事してたってレディには重いでしょ」

『、じゃあお言葉に甘えることにします』

イケメンか。

ルチアーノさんはずるい。

昇っていく朝日が眠気で溜まった目にはいつもより眩しく感じた。