検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:155,488 hit

94 ページ3

side玲



部屋だとなかなか集中できなかったので、休憩室にやって来た。


食堂とは違うけど、軽食を取ることができる。まあ共有スペースのひとつだ。


他の兵士は雑談していたり、ゲームをしている中で私は書類。




これを片づけないと海に行けない・・・事もないが、確実に忙しさは倍増する。



『終わんない・・・』



午前中の集中力はどこへやら・・・全然進まない。


休憩室のテラスと隔てる窓からの光が今は鬱陶しい。


しかも眠い。



目をこすりながらも、何とか鉛筆を持った。


________________________________

sideシャオロン



「今日暇やな〜、みーんな忙しそうやけど!」



城内の兵士はこの時期みんな忙しそうにしてるから、最近はどうしても暇だ。


誰が反応してくれる訳でもない大きな独り言を放って喫煙室に向かおうとすると、


休憩室の窓際の二人席に突っ伏す人が目についた。


女性隊員、しかも暗殺部隊の肩章。



もしや



何をしているのか気になって近づいてみることにした。


向かいに座って頬をぺちぺちと叩いてみる。


あっ、柔らか・・・




「玲さん、やんな?」


『・・・ひゃい・・・あぁっ!?』


「うおっ」




ガタッと派手な音を立てて勢いよく起き上がった。


びっくりした〜・・・


みんなこっち見とるやん。




『あっ!?あっシャオロン様・・・すみませんありがとうございます・・・』


「謝罪か礼かどっちやねん」


『どっちもです』




散らばった紙に几帳面そうな字。途中から殴り書きになってるけど・・・


ここで書類をしていたんやな。




「ずいぶん気持ちよさそうやったけど・・・そんなに眠かったん?」


『あ、あはー、まあそんなとこです。いつの間にかすっかり居眠りを・・・』


「そか、急いでやること無いと思うで。ぶっ倒れたら元も子もあらへんしな」


『そう、ですね。ありがとうございます』


「じゃあ、もう行くわ」



そろそろイライラしてきそうだ。はよ隣に行かんと


椅子から振り向いて手を振る玲さんに手を振って喫煙室に向かった。




なんとなく寄り道しただけで少し満たされた気分になった。


よく考えたらあいつと話す人はみんな笑顔やな。ええ子や。



_______________________

せっかくなので夢小説っぽいお話も取り入れてみたくなりました・・・しまぐぬです

更新遅れてすみません><

95→←設定



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (136 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
470人がお気に入り
設定タグ:wrwrd , 実況者
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:しまぐぬ@垢変 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年4月8日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。