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「は、波多野Aです!大阪から来ました。よろしくお願いします」
新しい教室の、新しくクラスメイトになる人達の顔を見渡す。
立海大付属中学校3年B組
ここが今日から私が通う学校で、1年間お世話になるクラス。
「じゃあ、席は仁王と丸井の間で」
担任の指示通り、14番と16番の人のあいだの席に座る。
前の席の男の子はとても綺麗な銀髪やった。
銀色もええなあ、なんてちょっと思ってみたり。
「よろしくな!」
席に着くと後ろの席の男の子が話しかけてきた。
「こちらこそ」
後ろの席の男の子は赤い髪。
なんや、私の金髪なんて大したことないな。
とか思ってみたり。
私が座ったのを確認すると、担任は一言言った。
「そこ3人揃ったら、メダルの色みたいだな」
メダル…?
「せんせー!オレは銅色じゃなくて赤!」
後ろの席の赤髪くんはすぐに訂正を入れる。
そんな様子を見て、前の席の銀髪くんは楽しそうにクックッと喉を鳴らして笑っていた。
確かにそうだ。
銀色金色赤色。
そして私は転校初日からさっそくメダルの人という、何とも言えへん微妙な印象で覚えられることになってしまうのだった。
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mizuki(プロフ) - こんばんは!初めましてみずきです。そして明けましておめでとうございます!この小説の更新を楽しみにしています!!これからも宜しくお願いします! (2019年1月1日 23時) (レス) id: cdcb52c135 (このIDを非表示/違反報告)
凛樹(プロフ) - グレイさん» 初めまして、コメントありがとうございます!デート...、必ずどこかのタイミングで書きますね\( 'ω')/ (2018年12月10日 7時) (レス) id: 1df7087ebd (このIDを非表示/違反報告)
グレイ(プロフ) - 初めてコメントさせていただきます、いつも楽しく読んでおります。是非主人公と仁王君のデートが見てみたいです! (2018年12月10日 5時) (レス) id: e55dd05625 (このIDを非表示/違反報告)
凛樹(プロフ) - ちょす。さん» 初めまして!コメントありがとうございます!社畜成人済み同士是非とも仲良くしてください\( 'ω')/ (2018年11月28日 0時) (レス) id: 1df7087ebd (このIDを非表示/違反報告)
ちょす。(プロフ) - 連載がはじまったすぐに目をつけておりました!面白いです。引き込まれます‥仁王くんともっとイチャついてええんよ‥!更新楽しみにしてます。無理はなさらないで下さいね!私も社蓄・成人済みでお仲間ですね!(おい) (2018年11月27日 14時) (レス) id: f394a39ee6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凛樹 | 作成日時:2018年10月28日 2時