最年長の苺王子と最年少の苺姫

お泊まり中止 ページ4

さとみside



3ヶ月目も無事に迎え、2週間が経った。

今日はAが17時半頃俺の家にタクシーで来る。

久々のお泊まり。

お互いちょっとバタバタしていて1週間ぶりに会えるから楽しみだ。

今の時刻は17時。

あと30分もあるのかぁ。



♪〜

あれ、Aからの着信だ。



さ｢もしもし？どした？｣

『…ごめん、さとみくん。今日ちょっと泊まりに行けない』



え、急になんで？？



さ｢何かあったの？｣

『いや、あの…生理きちゃって。さとみくんに気遣わせちゃ申し訳ないから』



そっか…。

寂しいけど仕方ないか。



さ｢分かった、ちゃんと休めよ？｣

『ごめんね、ありがとう』

さ｢いいよ、体調は大丈夫なん？｣

『大丈夫だよ、』



いやもう声が大丈夫そうじゃない。

心配だよ。



さ｢あのさ、俺はお前の彼氏なんだから遠慮して嘘つくのとかだめだよ？声で分かるよしんどいの｣

『…ごめん』

さ｢いや謝んないでいいよ｣



やっぱりしんどいんだな。

大丈夫かな。



さ｢…俺やっぱお前んとこ行くわ｣

『え？』

さ｢しんどそうなのほっとけないからさ｣

『…ありがとう、さとみくんに会いたかったから嬉しい』

さ｢可愛いかよおめぇはほんとにもう〜｣



ほんとうちの姫はあざいとい。

しかもこれ無意識だもんな。



さ｢今から行くからさ、待ってて｣

『うん、待ってるね』

さ｢俺が行くまでちゃんと暖かくして横になってな｣

『分かった』

さ｢じゃ、一旦切るぞ〜い｣

『はーい、ありがとう』



さぁて、行くかぁ。

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