233話 ページ41
エイジside
髪の毛を乾かし終えたAちゃんは、コップを持って戻ってきた。
俺の前にコップを置くと、Aちゃんはソファには座らず、俺の向かいになるように床に座った。
A「どうしたの?」
そう聞きながらコップに口つけるAちゃん。
2日前まではまだ飲むのも大変そうだったのに、今はすんなり飲めている気がした。
そんな様子に少し安心しつつ、俺も1口紅茶を飲んだ。
エ「今日はお願いがあってきました。」
それを聞いたAちゃんは、体育座りから正座に変えてくれた。
そこまでしなくていいのに、なんて思いながら話を続けた。
エ「俺達、今ドラマ撮りたいみたいな話になってて。」
俺はカバンからパソコンを取り出し、そらから送られてきた台本を見せた。
スクロールしながらじっくりと見ていくAちゃん。
鼓動がどんどん大きくなっていた。
A「面白いね。
誰が書いたの?」
Aちゃんは、パソコンを俺に返しながら聞いてきた。
エ「そらだよ。
アイツ、昔からこういうの好きでね。」
すごいね、なんていいながら小さく拍手するAちゃん。
これをそらがみたら喜ぶだろうな、なんて思いながらパソコンを閉じた。
エ「そこでなんだけど。」
下に目線を向けていたAちゃんが俺に合わせてくれた。
俺は1度深呼吸をした。
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結城奏空(プロフ) - チキンさん» シュールですよね笑 ありがとうございます!頑張ります^^ (2018年12月19日 21時) (レス) id: 4f4a6dfa3d (このIDを非表示/違反報告)
チキン(プロフ) - 突然のレイターズに思わず笑っちゃいました(*´-`)続き楽しみにしてます! (2018年12月19日 20時) (レス) id: 9376339a73 (このIDを非表示/違反報告)
結城奏空(プロフ) - 佐野さん» ありがとうございます(><) 更新頑張ります!待っててください^^ (2018年12月2日 21時) (レス) id: 4f4a6dfa3d (このIDを非表示/違反報告)
佐野 - 応援してます!早く続きが見たいです!! (2018年12月2日 21時) (レス) id: 16334e2eb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:結城奏空 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/zyaniotabosyuu/
作成日時:2018年12月2日 20時