228話 ページ36
エイジside
Aちゃんはトイレに行くことになく、そのままお店の外に出ていった。
Aちゃんは、お店の外の花壇のような所に腰掛けた。
エ「大丈夫?」
Aちゃんはパッと顔をあげ、俺を確認するとまた下を向いた。
A「そっちこそ、主役が出てきちゃって大丈夫なの?」
エ「いいんだよ、別に。
お祝いなんて仮の名前で、ただみなが飲みたいだけなんだから。」
俺はAちゃんの隣に腰を下ろした。
A「ごめんね、なんか。」
弱々しい声でそう呟いた。
エ「え、なんで謝るの?」
Aちゃんはゆっくりと顔をあげ、俺の顔を見てきた。
A「折角の集まりだったのに、私楽しそうに見えなかったでしょ。
笑い方、忘れちゃったみたいで。」
なんて言いながら自分の手で頬を持ち上げるAちゃん。
無理やり笑おうとするその姿が本当に苦しかった。
俺はAちゃんをそっと抱きしめた。
エ「いいんだよ、無理に笑わなくて。」
背中を摩りながらそう言うと、Aちゃんから鼻をすする音が聞こえた。
133人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
結城奏空(プロフ) - チキンさん» シュールですよね笑 ありがとうございます!頑張ります^^ (2018年12月19日 21時) (レス) id: 4f4a6dfa3d (このIDを非表示/違反報告)
チキン(プロフ) - 突然のレイターズに思わず笑っちゃいました(*´-`)続き楽しみにしてます! (2018年12月19日 20時) (レス) id: 9376339a73 (このIDを非表示/違反報告)
結城奏空(プロフ) - 佐野さん» ありがとうございます(><) 更新頑張ります!待っててください^^ (2018年12月2日 21時) (レス) id: 4f4a6dfa3d (このIDを非表示/違反報告)
佐野 - 応援してます!早く続きが見たいです!! (2018年12月2日 21時) (レス) id: 16334e2eb4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:結城奏空 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/zyaniotabosyuu/
作成日時:2018年12月2日 20時