142話 ページ50
エイジside
エントランスにつき、自販機の裏に隠れた。
そこにいる先生は1人。
A「あ、エイジくん。」
コソッと現れたAちゃん。
いつもとは違う雰囲気にドキドキした。
エ「あれ。」
俺は先生を指した。
A「寝てるね。」
先生は腕と足を組み、思いっきし寝ていた。
先生の様子を見ながら少しづつ自動ドアに近づく。
自動ドアが開く音で起きたら嫌だな。
なんて思いながら、ゆっくりと近づいた。
［ウィーン］
思ったよりも大きな音が静かなエントランスに響いた。
やったかも…
そう思い振り返るが、起きる気配のない先生。
俺はAちゃんの手を引っ張り走って外に出た。
A「めっちゃドキドキしたね！」
ホテルから少し離れた所にある海が見える公園に来た。
海を目の前に、ベンチに腰掛けた。
エ「めっちゃ走ったけど大丈夫だった？」
A「これでも部活で走ってるんで！」
エ「ならよかった。」
抜け出したのはいいものの、緊張しているせいか会話は続かなかった。
それに、やっぱり北海道。
夜だし海の近くだし、とても寒い。
俺はAちゃんと繋いでいる手にギュッと力を入れた。
．
．
．
以降します！
明日にはまたお知らせします^^
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作者名：結城奏空 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/zyaniotabosyuu/
作成日時：2018年10月7日 22時
