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97話 ページ5
Aside
エイジくんとの約束の時間まで芹ちゃんと告白タイムを見ていた。
成功しても失敗しても結局みんな楽しそうで、私も見てて楽しかった。
司会「お次はこの方です！」
司会者の紹介で出てきたのはマホト先輩だった。
司会「あなたが思いを伝えたい人は誰！？」
誰なんだろうな、とワクワクしていると
マ「2年1組の西宮Aさんです。」
マホト先輩は私の名前を叫んだ。
これは、行かなきゃ行けないやつ…？
司会の人に呼ばれ、私はステージへと向かった。
司会「文化祭の時はお似合いでしたよね。」
なんて言われる中、私は階段を登りステージに立った。
司会「他に西宮さんに想いを伝えたい人はいませんか？
西宮さんといえば演劇部の次期看板女優！
好きな人多そうですね。」
司会者が言った時、誰か1人が立った。
それは遠くから見ても分かった。
エイジくんだって。
A「あっ。」
エイジくんが来てくれるのかな。
私は少し嬉しかった。
エイジくんも私を好きでいてくれたんだ。
でも違った。
エイジくんはステージにはこなかった。
マ「西宮Aさん。
必死に練習するあなたに惚れました。
よかった、俺と付き合ってください。」
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作者名：結城奏空 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/zyaniotabosyuu/
作成日時：2018年10月7日 22時
