your smile 【赤】3 (ページ20)

今日:6 hit、昨日:1 hit、合計:51,081 hit

112話-10月30日ページ20

エイジside

朝、いつものように俺は机に伏せながらみっくんと話していた。

でも、今日は変な話じゃなくて珍しく動画の話だった。

ツ「そらの部屋に使ったあとのゴムとか置いとく？」

エ「それは最高だわ。」

内容は男子高校生って感じ…。

こんな会話、Aちゃんには聞かせられねーや。

とま、そんな話をしていると

「えーいちゃーん！」

と叫びながらそらとりっくんが教室にやってきた。

そらのあまりに大きな声でクラスが静まり返ってしまった。

ただ、そらと分かったあとのまたかっていうクラスメイトの表情が俺はものすごく好きだった。

そ「今日、俺んちでパーティーするんで絶対来てください。」

そらはニヤニヤしていた。

はーん、これはなにか企んでいるな。

エ「申し訳ないのですが、行く気はありません。」

俺がそう言うと、

リ「お願いだよえいちゃん！」

ツ「そうだよ！

今年もえいちゃんの誕生日を祝いたいんだよ！」

と必死に俺を引き留めようとしていた。

更に怪しさ満点ではあるが、

エ「はいはい、行きますよー。」

冷たくそう返した。

本当は嬉しいくせに、素直に返せない自分がいるのに俺は少し悲しくなった。

けど、俺が行くって言っただけで喜ぶ3人を見ているだけで俺は少しスッキリした。