亜里沙サイド in屋上 ページ38
A：亜里沙〜ちょっと相談があるの〜
亜里沙:いいよ！どこで話す？
A：お昼がてら屋上行こう
亜里沙:いいよ！！
Aから相談とか珍しいな〜なにかあったのかな？
ー屋上ー
亜里沙:で、どうしたの？
A：金曜日カラオケ終わりにエイちゃん迎え来たじゃん？
亜里沙:来たね？それがどうしたの？
A：まぁ〜そのあと二人でニケツしながら帰ってる最中、エイちゃんがふざけて自転車のスピード上げてきたからとっさにエイちゃんにしがみついてたの
亜里沙:うん？
A：それがなんだか２人で久々にバカやって楽しくて笑ってたら、エイちゃんが・・・
「気緩んでると落ちるかんな〜ちゃんと掴んでろよ」って言いながら私の腕を引っ張って最初に掴んでたよりももっとエイちゃんの腰に回されて・・・
亜里沙:Aが落ちそうになってたからじゃない？
A：それもあるんだけど・・・急にそんな行動に出されたことも含めて、なんか昔と比べてこんなにもザ・男の人的な体格？に不意にドキドキしちゃって・・・
なんかエイちゃんが私が知っているエイちゃんじゃないような感じしちゃって・・・
その気持ちが一緒に住み始めてから思うようになって・・・
それってさ・・・？
亜里沙:それってつまり、エイちゃんのことを幼馴染以上に思ってるんじゃない？
A：幼馴染以上？
亜里沙:だって、エイちゃんが自分が知っているエイちゃんじゃないって感じてるんでしょ？
A：うん？
亜里沙:まぁ〜簡単言うとエイちゃんのことを幼馴染としてじゃなくて一人の男の人として意識し始めてるんじゃない？
A：！！えっ！？でも私は瞬が・・・
亜里沙:恋愛なんてそんなもんじゃない？彼氏よりも近くいる人のほうがふと意識し始めて好きになっちゃうんじゃない？よくはわからないけどさ。
後はAの気持ち次第じゃない？
A：気持ち次第・・・
亜里沙:たまに漫画とかであるのがさ、今目をつぶってどっちのほうが気持ちが強いのか？とかあるじゃん？
ちょっとやってみ？
A：そんなんでわかる〜？
亜里沙:まぁまぁ〜試してみ？
A：う〜ん・・・(目をつむり)
亜里沙:どう？どっちのほうが気持ち強かった？
A：・・・エイちゃん・・・
亜里沙:気持ちがはっきりしたじゃん！Aはエイちゃんのことが気になって好きになってきてるんだよ
やっと気持ちに気づき始めたか、ここまで長かったな〜
かなり動揺してるな〜
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作者名：sana | 作成日時：2019年9月27日 23時
