オタクの愛

@BED ページ12

福良side


「おーい、Aちゃーん、だめだ、これは寝てる」

Aちゃんの歓迎会で盛り上がったのはいいけど酔わせすぎてしまったのか彼女は今寝ている。

男だらけのところで寝るなんて無防備すぎる…俺はちょっと心配になった。

須貝さんが、仕方ねえ向こうに連れてって寝かしてくるわ、と言ってお姫様抱っこで抱き上げる。

須「かるっ、女子ってなんでこんな軽いかねー」

なんて言いながら連れていく須貝さんを見送る。

まあ、須貝さんなら大丈夫だよな……なんて思いながら。

川「須貝さん、帰ってくるの遅くないすかね？」

そう、なかなか帰ってこない…まさか致してるとかないよね？

心配になった俺たちはベッドルームへそっと覗きに行く。万が一のことがあるからそっと行ったんだよ！？

ドアをゆっくり開けるとなぜか寝息が二つ聞こえた。

ベッドを見ると須貝さんがAちゃんを抱きしめて寝ている！？

引き剥がそうとしたけど力が強くて無理で……
仕方ないAちゃんを妹みたいに溺愛してる須貝さんだから許してあげれた。

もちろん、後でいじるために写真は取っておいた。
お姫様抱っこしてるやつもね←

けどこれが伊沢とか山本だったら油断ならないからな、須貝さんなら大丈夫だと川上とふたりで安心しベッドルームを後にし、俺たちが元いた部屋に戻って見たのは屍のような他メンバー。

さすがに俺と川上だけじゃ運びきれず、あとは皆で雑魚寝することに。


ーーーーー翌日、須貝さんがAちゃんに一生懸命土下座をしているのを見たのはまたあとのお話。

『……んん。え！？須貝さん！？』
須「え！？……ごめん、俺、ずっとこのまま寝てたの！？」
素早く土下座。
騒ぎに気づいたメンバーが起きてくる。
伊「須貝さん、Aちゃんに何したんすか」
福良さん、黙って写真を見せる。
伊・山「ああーーーーー！！！！！」

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