【第三十二回】fkr･･･kwkm ページ4
_
別に好きな人なんて何人いてもおかしくない話と思う。
「へぇ、福良と川上が…ねぇ？」
だから河村さん……そんな顔してこっち見ないでください；；；；
今日は私と河村さんだけが残って仕事をしていて、今は休憩タイム。
他のみんなは撮影やらなんやらで先に帰ってしまっていた。
「まぁ……別に僕は不埒なことさえしなければ別に好きな人が2人や3人いても悪くは無いと思いますよ」
いつものようにふっと笑みを浮かべて河村さんは私の方を向いた。
少し携帯を触ったあと、再びパソコンに向かったので私も残りの仕事を終わらせようと集中モードに。
･･･
『終わったぁ〜！！！！！』
「ふふっお疲れ様」
！？！！
後ろから聞こえたのは福良さんの声。
『え、なんで、福良さ、え！？！』
正面を見ると河村さんが不敵な笑みを浮かべている。
絶対この人が呼んだんじゃん…
「じゃ、そろそろ僕は仕事を終えたので帰りますので……あとは若いおふたりでどうぞ」
あなたもそんな変わらないでしょうが、
なんて
そんなこと言う余裕なんてなく河村さんはいつの間にか支度を終えて部屋を出てってしまった。
「あ、えと、はいこれ」
私の好きなミルクコーヒーの缶を渡してくれたあと、隣いい？と彼は座った。
『福良さん、河村さんから呼ばれたんでしょ』
「まあ結果的にはそうなるね。
実はさ、Aちゃんにお話があって河村には2人になれるようにしてもらったんだよね。」
『ほう、、、』
しばらくの沈黙の後、
「Aちゃん、俺と付き合って貰えませんか」
ぱちくり
と効果音のつくような瞬きをしたのが自分でもわかった。
これは現実？
福良さんが私を好き？
わたしは福良さんも好きだけど、川上さんも好き。
でも、先に告白してくれたのは福良さん。
だったら…………
『よ、よろしくお願いします……』
まるで花が咲いたような、という比喩が良く似合う顔を彼は見せてくれた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 350人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
愛璃(プロフ) - Kyoko Kayamaさん» コメントありがとうございます！そして、いつもご愛読ありがとうございますっ！できるだけ頑張りますので少々お待ちくださいっ！ (2021年1月19日 10時) (
レス) id: 6f15aa5541 (このIDを非表示/違反報告)
Kyoko Kayama(プロフ) - 更新求む (2021年1月4日 4時) (レス) id: 26c417e2e9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：愛璃 | 作成日時：2020年10月14日 4時
