fkr ページ9
某フォロワーさん、アイデアありがとうございます!
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『ふわぁ〜!!!!!!』
「あはは、そんなに目を輝かせてくれて嬉しいよ。本当に大好きなんだね。今日は僕の奢りだから好きに食べてね」
『福良さんしゅきっ!!!!!』
普段から福良さんを何かと助けている(らしい)私を今日スイーツバイキングに誘ってくれた彼。
モンブラン、デビルケーキ、ミルフィーユ、クレープ……
本当にたくさんあるな、楽園かここは!
それに……何より一番嬉しいのはどんな理由だとしても好きな人がこうやって誘ってくれたこと。
私、Aは福良さんに絶賛片想い中で。
彼とは同じプロデューサーとしてよく話すことがきっかけで仲良くなった。
河村さんとも仲がいいけど彼とは別。
「僕、とりあえずここで待ってるからAちゃんは好きなの取っておいでよ」
『ありがとうございます!じゃあ行ってきまーす』
「おまたせ」
私と交代でスイーツを取りに行っていた福良さんが帰ってきたところで一緒にいただきます。
『美味しいですね』
呑気に笑っている私に、
「ふふ、ちょっと待って笑笑」
ついてる、と私の口元についていたクリームをナプキンで拭ってくれた福良さん。
て、典型的な!?とは思いつつも私の顔が熱くなるのがわかる。
「本当に可愛いなぁ……((ボソッ」
『へ?』
「ううん!何にも?」
周りのきゃぴきゃぴJKのせいで福良さんがなんて言ったのか聞き取ることができなかった。
福良さんは何も無かったかのように頬にいっぱいのスイーツを詰めて満足気。
帰り道、甘いスイーツを食べて満足しきった私にかけられた福良さんからの甘い言葉。
『よ、よろしくお願いします…』
そう答えると彼はにこりと笑って、
もう甘いものには懲り懲りだと言わんばかりの甘いキスを落とした。
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作者名:愛璃 | 作成日時:2020年2月23日 21時