自分の物語の最後くらい

秘密 ページ31

あなたside


ついに、終盤……というところでまさかの須貝さん脱落。

その後は何も不備なく最終問題まで答えきり、見事川上さんが完走！！！

皆にお土産を買って新幹線に乗ると、
やばい……眠気が…






気づいたらそこはオフィスで、どうやら川上さんが運んでくれたらしい。

申し訳ないことをしてしまった…！！！！

最近、睡眠時間が増えてしまっている気がする。
朝起きられなくなるのが怖くて夜が嫌いになっていく。

颯くんには相談した方がいいのかな…


・・・・・



誤答したら即帰宅の旅がYouTube上にアップされてから急上昇ランク1位まで上がることができて、私のTwitterのフォロワーさんが2000人ほど増えた。

QuizKnockを活かした面白い企画ができる新しいライターだとファンの方に認めてもらえたようだ。

私は今日もオフィスで仕事をしていて、今日は早めにあがることにしている。

福「Aちゃん、この前の企画すごい良かったみたいだね〜！見た！？急上昇1位だよ！」

『はい！見ました！』

伊「これでアンチが減るどころかAちゃんのファンが増えちゃったみたいだもんね〜」

須「ああ〜！！！俺たちだけが知ってるでも良かったのに、伊沢がAちゃんを動画に出すとか言い出すから〜！！！」

須貝さん、落ち着いてください笑笑
駄々っ子みたいに言う須貝さんが最年長だということはいつも忘れてしまう。

『今日は他メンバーは講義みたいですね』

今オフィスにいるのは私と伊沢さん、福良さん、須貝さん、河村さんだけ。他の3人は講義みたいで

伊「あ、そう言えば、よかろうもんさんからAちゃんとコラボしたいって依頼来てるけどどう？」

！？

あの、よかろうもんさんが！？

『ぜ、ぜひ！』

河「え、何、Aちゃんって歌まで歌えるの？」

む、河村さん私のことばかにしてるな？

『実は得意だったりします！！((* ॑꒳ ॑* ))ﾄﾞﾔｯ』

伊「完璧人間かよ…」

そんなことないんですけどね。

福「なんか歌ってよ〜」

須「俺がリクエストする！じゃあ〜…」

伊・須「パプリカで。」

まあ、それが妥当ですよね…笑


歌い終わると河村さんはあっけらかんとしてて、福良さんはふわふわした笑顔で、須貝さんは一生懸命拍手してくれた。

伊沢さんは顔を押えていて、何考えてるんだろ？


なんやかんやでそろそろ帰ろうと思っていた時間。
須貝さんが途中まで送ってくれるとのことで特に荷物の確認もせずにオフィスを後にした。

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