目線 ページ11
『あ、あの…。』
フェンス越しに話しかける。
男の子は肩をビクッと反応させ、
恐る恐る私たちの方を振り向いた。
『えーっと…こんな所でどうしたの？』
お父さんとお母さんは？と聞くと
男の子は目に涙を浮かべ、走り出す。
仁王「いかん、追うぞ。」
私と仁王先輩も男の子を追って走る。
足の長さとか筋肉の量が段違いな訳だから
すぐ追いついたんだけどね。
学校のフェンスを潜り抜け、男の子を捕まえる。
『待って、話を聞いて…？』
しゃがみ込んで目線を合わせた。
「僕、もうヤダ…幼稚園、行きたくない…。」
それだけ言うと涙をぼろぼろと零し始める。
え、この場合どうすればいいの…？
このまま放って置くわけにもいかないし
不安を募らせてもいけない。
『…大丈夫だよ。』
ギュッと男の子を抱きしめる。
きっと大丈夫、そう何度も呟く。
『みんな君の味方なんだから。
幼稚園、私と一緒に行こう？』
手を差し出すと、男の子は弱々しく握った。
全く、泣き止んではくれないものか。
『男の子は泣いてるとカッコ悪いよ。
私は笑顔の人が好きだな〜。』
そう言うと男の子は乱暴に袖で涙を拭いた後、
私の事を見上げてはにかんだ。
よし、いい子だ。
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アキ(プロフ) - 苗さん» そう言っていただけるとめちゃくちゃやる気が出ます！ありがとうこざいます(*'▽'*)頑張ります！ (2018年4月22日 12時) (
レス) id: 28fee46f88 (このIDを非表示/違反報告)
苗 - すごく好きです…ほんと…好き…更新頑張ってください！応援しています！ (2018年4月22日 11時) (レス) id: 0f2005b034 (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - 第一部隊さん» ありがとうございます！ご期待に添えることが出来るか分かりませんが、精一杯頑張ります！(*'▽'*) (2018年4月22日 11時) (レス) id: 28fee46f88 (このIDを非表示/違反報告)
第一部隊(プロフ) - おもしろかったです！続編でも頑張ってください！ (2018年4月22日 10時) (レス) id: 91bd124fa4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アキ | 作成日時：2018年4月16日 17時
