兄弟なのに。兄弟だから。2 (ページ6)

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お久しぶりです。あうすです。

しばく更新が滞ってしまい、申し訳ありませんでした。

今後も不定期更新になると思いますが、何卒よろしくお願い致します。
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望side

ほんまに、男同士でも恋を叶えた人なんておるんや…、

しかも、こんなに流兄と近いところで。

…流兄も、受け入れとるみたいやったよな…、

…、まあ、流兄がそんなことで差別するわけないんやけど…、

親友やって言うとったし、ほんまに信頼できる人なんやろな…、

心の隅で、もしかしたら、なんて希望が生まれてまう。

そんなん、余計に苦しくなるだけやのに。

もしも、万が一、男同士の壁がなくなったとしても、兄弟やっていう一番の壁は越えられへん。

「…、何でなん…、」

『え？』

流兄が振り向いて、戸惑ったように見つめてくる。

『…ひとり言？』

「…え、…？」

…声に、出てもうてた…？

「っ、ごめん、…、」

『寝室で休んどったら？』

「…、邪魔やった、？」

ここで、邪魔やと言われても、気をつかわれても、傷つくだけやのに。

『いや、望が大丈夫ならええねんけど…』

「…、おん、…」

『遠慮なんかいらへんからな、どうせ勉強進まへんのやし笑』

2人に聞こえへんようにか、こっそり耳もとで言われた。

…ほんま、イケメンすぎんねん…、