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流星side


『照史ー!』



__バンッ、



走って保健室に向かって、勢いよくドアを開けた。



橙「うるさっ、ドア傷むやろ」



保健室の、桐山先生。



この先生だけは、呼び捨てとタメ口を許してくれとる。



まあ、許されなくてもするけど←



『それどころやないねん、望が…』



橙「ああ、さっき神山が言うてた子?大丈夫か?」



『ん、俺の弟やねんけど、ベッド借りれるか?』



橙「ええよ、今日はガラガラやし」



『良かった…、しばらく休ませなあかんから、先生に言うといて』



橙「付きっきりでおるん?」



『前も言わへんかった?色々あるんやて…』



橙「そっか、話せる範囲でええから、後で教えてな」



『何で?』



橙「お前が付いとらなあかん理由がなければ、授業休ませられへんもん」



『ん〜、』









緑「よいしょ、」



話終わったし、運ぶの手伝いに行こうと思ったら、ちょうどしげ達が来た。



赤「着いたで、望くん、大丈夫か?」



「…、んっ、はぁ…っ、」



『まだ苦しそうやな…』



必死に肩で息をする望を、ゆっくり抱き起こす。



『望、わかるか?』



「…っ、りゅう…っ、」



怯えたように震える体を、そっと包み込むように抱きしめる。



『大丈夫、ここにおる人は、みんなええ人やからな…』



「…、んっ、…」



『少し休もうか、俺も隣におるから』



小さく頷いたのを確認して、抱き上げてベッドまで連れていく。

…8…。→←…6…。



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むーみん - このお話切なくて、でも兄弟がお互いをとても思いやっていて大好きです。のんちゃが元気になってふたりに優しい未来が訪れますように。あうす様、がんばってください。り (2018年9月27日 22時) (レス) id: 179547feb9 (このIDを非表示/違反報告)
マリオ - 更新頑張ってください(^ν^) この作品大好きです! (2018年8月2日 3時) (レス) id: 92480d0cbd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あうす | 作成日時:2018年4月25日 4時

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