兄弟なのに。兄弟だから。

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流星side


急いで開くと、短い文面。






"ごめん、家事任せてええ？"






『…なんだ、そんなことか…、』



耐えきれへんほど、しんどくなったのかと思った…



当たり前やん、と手早く返事を送って、携帯を鞄にしまう。






赤「何？彼女から？」



『あほ、おらへんし、弟や、』



緑「あ、昨日の？大丈夫やったん？」



『一応な、やけど今日は早めに帰るわ』



赤「良かったな、今日授業少なくて」



『おん、淳太にも言うといて』



緑「また 笑、怒られるで、せめて先生つけろや、」



赤「ええねん、淳太は淳太で 笑」



黄「おい、」



赤「っ、うわ、淳太や！何で？」



黄「次俺の授業やからや、藤井と重岡、あとで職員室な」



『…あ、すんません、無理、』



黄「は？」



『今日早よ帰らなあかんから、』



黄「…あ、家のことか？」



『おん、弟熱出しとって、家事もせなあかんから』



黄「…しゃーない、重岡だけ来い、課題追加や」



赤「流星裏切った！ひどいー！」



黄「うるさいねん、罰掃除も追加しよか？」



赤「…すいません…、」







『ごめんな 笑、俺ん家来たら手伝ったるから』



赤「ほんま？行くー！」



緑「俺もええ？勉強会しようや」



『おん、やけど、望に負担かけへん程度にな、』



緑「しげは心配やけど…、部活終わったら行くな、」



『ん、待っとるで』

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