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…20…。 ページ20
望side
好きなんて言葉が、とっさに口をついた。
一生、叶うことはないんやろう。
"俺もやで"なんて、家族なら当たり前。
…苦しい…、
…、全部、普通が良かった…
…普通に生活して、普通に恋して…
叶う望みのある恋なら、どんなに幸せなんやろう。
こんなに近くにおって、何でも話せるなんて…
「…流兄、…」
『…そばにおるから、安心してな…、』
こんなんも、いつまでも続くわけやあらへん。
迷惑かもしれへんけど、せめて今だけは、甘えさせてや…、
流兄がおらんと、何もできひんし…
「…、流兄…、寒い…、」
『ん、毛布増やす？』
「…ん、…」
頷くと、そっと流兄が離れて、心臓が解放されたような気分になる。
それと同時に、離れてもうた寂しさが襲ってくる。
『目閉じとき、寝れば少しは良くなるやろ』
「…おん、…」
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むーみん - このお話切なくて、でも兄弟がお互いをとても思いやっていて大好きです。のんちゃが元気になってふたりに優しい未来が訪れますように。あうす様、がんばってください。り (2018年9月27日 22時) (
レス) id: 179547feb9 (このIDを非表示/違反報告)
マリオ - 更新頑張ってください（＾ν＾） この作品大好きです！ (2018年8月2日 3時) (レス) id: 92480d0cbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あうす | 作成日時：2018年4月25日 4時
