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望side
「…、ごめん…、ここ、保健室やんな…?」
『せやで、どうしたん?』
「…ここの生徒ちゃうし、おったらあかんとちゃう…、?」
『こんなしんどそうなの、追い返せへんて』
「…、やけど…、」
『大丈夫、ここの先生優しいから』
「…ほんま、ごめん…、」
『ええから休んどき、氷いる?』
「…、だいじょぶ…、」
『暑いやろ、遠慮せんで大丈夫やから』
「…ちゃうねん…、何か、寒気してきた…、」
『うそ、まだ上がるん?』
「…、わからん…、」
暑いのに体が震えて、頭が追いつかへん。
…あのこと思い出したら、条件反射みたいに熱出るから辛いねん…
色々なところがしんどい…、
『…このままで大丈夫?』
すっと手が伸びてきて、タオルケットを掛け直してくれた。
俺が辛い時、いつも抱きしめてくれる手。
なぜか急に、流兄に触れたくなった。
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むーみん - このお話切なくて、でも兄弟がお互いをとても思いやっていて大好きです。のんちゃが元気になってふたりに優しい未来が訪れますように。あうす様、がんばってください。り (2018年9月27日 22時) (レス) id: 179547feb9 (このIDを非表示/違反報告)
マリオ - 更新頑張ってください(^ν^) この作品大好きです! (2018年8月2日 3時) (レス) id: 92480d0cbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あうす | 作成日時:2018年4月25日 4時