君は… (ページ1)

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黒服の者ページ1

ー禍野ー
ろ『くそっ！何なんだあの穢れは！！婆娑羅じゃねぇのにっ！！くっ…』
紅『ろくろ！うっ…。強いっ！！』
ろくろと紅緒は、突如現れた穢れに苦戦していた。この穢れは何度攻撃しても効果がなく、2人の呪力はきれかけていた。

穢『おぉーーー！！！』
2人が立ち上がれないほどになった時、穢れが攻撃してきた。その時…

？『“祓われろ”』
穢『がぁぁぁーー！！』

ろ『な？！』
紅『え？！』
？『………。』
2人の前にフードを深く被った人物が立っていた。黒い服装に深くフードを被った人物だった。
ろ『いまの…ってかあんたはっ…痛っ』
？『動くな。死ぬぞ』
紅『…あなたは？っ…』
？『…お前達には関係ない。とにかくここから出るぞ。"開門” 』
その人物が言葉を発すると現世の門が現れた。

ろ・紅『『戻ってきた』』
？『おい。 …“回復せよ”』
ろ・紅『『傷が治った…』』
？『これで動けるだろ。さっさと帰れ』
ろ『まっ…なぁ！あんたは陰陽師なのか？さっきだって穢れを倒す時に術を唱えてなかったのに…』
？『陰陽師…ではある。が、お前達とは違う』
紅『？どういう…』
ろ『あのさ！あんたが何者なのかはわからねぇけど… 指導してくれないか？！』
紅『えっ…』
？『断る』
ろ『な、なんでだよ！ってか即答かよ！ …あ、おい！待てよっ！行っちまったよ。くそー』
紅『ろくろ…。確かにあの人は強い気配がした。だけど…私達陰陽師とかは何か違うような気も…』
ろ『はぁー…まぁ行っちまったし。帰るか』
紅『えぇ』

ー星火寮ー
ろ紅『ただいまー』
有『やーーー！待っていたよー！！』
ろ『げっ…変態パンツ男っ！！』
紅『有馬様！何故ここに？』
有『んー？？いやー。君達がどうしてるのかと思ってね～(本当は何か変わった呪力を感じたからなんだけどね～)』
ろ『はぁー？何言ってんだよ』
有『そういえば、大丈夫だったかい？穢れの気配がしていたんだけど～』
ろ『あ！そういえば！穢れに襲われて闘ってたんだけどよー。ヤバイと思ったら知らない奴がその穢れを祓ってくれたんだよ。なぁ、紅緒！』
紅『えぇ。顔は見えなかったけれど…』
有『へー。陰陽師だった～？』
ろ『うーん…たぶんな』
有『どうしたんだい？？』
紅『実は…私達陰陽師とは何か違う感じがしたのです』
有『へ～(僕が感じた気配はその人物の事かな)』
ろ『指導してもらおうと思ってたのによー。どっか行っちまうんだもんなぁ』

コンコンー