ろくわ ページ8
さ〜て次は誰かな〜！
「しいいいいねええええええっ！！」
「お前か〜〜〜！！！」
BoooooooMとド派手な音をたて爆破。
爆破に巻き込まれゴロゴローっと転がる。
「いったいなぁ」
「よう」
近付いてくる爆豪の赤い瞳を見詰める。
「チッ、テメエのそれは効かねえんだよ。
鬱陶しいからやめろ」
俺とすこぶる相性の悪い男、爆豪勝己。
1度目の戦闘では少し動揺してくれたがすぐに突破口を見付けられ、それ以降全然効いちゃくれない。
「視界は占拠出来ても耳とか感覚は出来ねえもんなァ？」
BooMと的確に俺がいるところに掌を向け爆破させてくる。
俺自身が見えなくとも、俺がたててしまう音や息遣いを聞いて場所を特定しやがるとんでもねえ奴！
普通だったら見えないもんとか有り得ねえもんが見えて動揺して周りの音とか気になんねえのに。それどころか脳が勘違いしたかどうだかで音まで聞こえたとか言う奴もいるっていうのに。
「つか毎回毎回花畑にすんのやめろ！蜂の大軍も！」
圧倒的戦闘センス。だからこそ、
「ッ、！？」
「倒しがいがあるってもんだよなァ！！？」
記憶する自分の姿を頭の中で大量生産。
爆破で地が抉られ出来た石を拾い無尽に地面に叩き付ける。
流石に動揺してくれた爆豪に一気に詰め寄る。
俺大量発生は予期して無かったのだろう。ふはははは！
テープを構えすぐさま捕縛する構えをとった俺はパキ、という音と頬を撫でる冷気に気が付きｰｰｰｰｰ
Boooooom!!!
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作者名：てぃ | 作成日時：2018年6月6日 18時
